道「防火･防災」コンクール　作文　札幌市伏見小 伊藤さん入賞　火事からみんなと未来守る

（札幌市 2021-10-28付）

　札幌市立伏見小学校（野切卓校長）５年生の伊藤晏理さんが、令和３年度道「防火・防災」作品コンクールの作文・小学生の部で、道消防協会長賞に入賞した。タイトルは「火事からみんなと未来を守るために」。人の命を奪う可能性もある“火”と、花火などの人を楽しませる“火”について、自身の考えを紹介している。

　コンクールは、道と道消防協会が主催。小学校高学年と中学生を対象に、学校および家庭での火災予防思想の普及啓発を図るため、防火・防災をテーマとした作文とポスターを募集している。本年度は、作文８３作品、ポスターで１１４作品が集まった。

　９月に審査会を行い、作文・ポスター両部門で小学生の部と中学生の部を合わせて、１６作品の入賞が決定した。

　伊藤さんの作文「火事からみんなと未来を守るために」は、火事などの怖い“火”と、花火などの人を感動させる“火”の違いについて自身の考えを伝えた。

　日常生活においても、火の扱いには慎重を要することを強調した上で、「小さな規模の火事も大規模な山火事も、一人ひとりが気を付ければ防ぐことができる。火は見ていて楽しい火だけになる未来をつくりたい」とまとめている。

　２１日には、同校で表彰状伝達式が行われた。石狩振興局の守山英男地域創生部長が表彰状を手渡し、今後のさらなる活躍を願った。

　伊藤さんは「火には怖い面・楽しい面があると思った。母に見てもらって構成を考えた」と振り返り、「作文・文章を書くの好きなので、これからもいろいろなコンクールなどに応募してみたい」と話し、入賞を喜んでいた。

(札幌市 2021-10-28付)