札幌市小学校長会　１０月研修会　人材育成の手立て提言　３研究部　来年２月大会へ

（札幌市 2021-10-29付）

　札幌市小学校長会（島田裕文会長）は１８日、オンラインで令和３年度１０月研修会を開いた。学びの支援部、教育環境部、人材育成部の３つの研究部がＧＩＧＡスクール構想や教職員育成指標などをもとに、人材育成における校長のかかわりについて提言。１８１人が参加し、校長としての職能向上を目指して研修を深めた。

　同会は前年度、「ともに未来を創造するたくましくしなやかな“さっぽろっ子”を育む豊かで確かな小学校教育の実現」を目指し、学校経営における校長の役割と指導性を①学ぶ力の育成②豊かな心の育成③健やかな体の育成④学びの支援⑤教育環境⑥人材育成―の６つの視点から研究するとし、７つの専門部を６つに改編した。

　これまでは、１０月に経営法制研修会、２月に研究大会として年２回、全会員での研修を実施。新体制では、各専門部が１年目に１０月研修会で中間発表・グループでの研究討議を行い、２年目で研究大会において研究成果を発表するとした。

　本年度の１０月研修会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からＧｏｏｇｌｅ　Ｍｅｅｔを使ってオンラインで開催。開会式は３つのグループに分けて時間をずらして行った。

　このあと、学びの支援部、教育環境部、人材育成部の３部が提言を発表。各部の校長がその提言をもとに研究協議を行った。

　提言では、各部が不登校、特別支援学級の教育課程の充実、ＧＩＧＡスクール構想、教職員育成指標などをもとに、人材育成における校長のかかわりについて発表した。

　来年２月３日に研究大会を開催。３部が２年間の研究成果を発表する。

(札幌市 2021-10-29付)