稚内大谷高で宗谷建青会出前講座　地域支える建設業学ぶ　ＯＢ若手技術者の経験談も

（学校 2021-11-15付）

暮らしを守る建設業の魅力を伝えた

　【稚内発】稚内大谷高校（中尾忠校長）で１０月下旬、宗谷管内の建設会社の若手経営者らで構成する宗谷建設青年会（田中太一会長）の出前講座が開かれた。２年生６１人が受講し、建設業が果たす役割や魅力について理解を深めた。

　この日、宗谷建設青年会から中田有介副会長ら８人が稚内大谷高を訪問した。９月２８日の稚内高校に続いて、ことし２回目の実施。

　出前講座では、（株）高橋建設（幌延）の高橋健専務が「建設業って、なに？」と題して講話。地域に密接にかかわるインフラ整備や災害対応など、地域の暮らしを支える建設業の魅力などを紹介した。また、近年の就労環境について、週休２日制を推進していることや他業種と比べ賃金が高水準であることを説明。まとめとして、「建設業は、仲間と一つのものをつくる仕事。それが誰かの支えになり、とてもやりがいのある仕事」と伝えた。

　続いて、若手技術者として同校ＯＢで（株）共成建設（稚内）の土門寛太さん、（株）ササキ（稚内）の村上凌さんが、建設業への疑問などの質問に答えた。

　建設業に就職を決めた理由として、土門さんは「土木の科目を受講していて、そこで興味をもち建設業に就いた」と話した。

　実際に入社してみて建設業の先輩方の印象について、村上さんは「一緒に働いていて分からないことや疑問に思ったことは丁寧に分かりやすく教えてくれるので、いい印象だった」と述べた。

(学校 2021-11-15付)