釧路市城山小　１００周年式典　さらなる発展を誓う　昨年から延期　３月卒業生も参加

（学校 2021-11-12付）

　【釧路発】釧路市立城山小学校（佐野万由里校長）の開校１００周年記念式典が１０月３０日、同校で執り行われた。全校児童や卒業生、地域住民など２１０人が出席。１００年の節目を祝うとともに、今後のさらなる発展を誓い合った。

　同校は、大正９年に釧路第一尋常高等小学校の茂尻矢分教場として開校。これまで１万２６７４人の卒業生を送り出してきた。昨年１００周年を迎えたが、コロナ禍のため式典など記念事業を延期していた。このため、今回の記念式典には、前年度の６年生（現中学１年）も出席した。

　式典では、主催した同校１００周年記念式典事業協賛会の小船井修一会長が「時代の変化への対応には、学校・保護者・地域の連携が大切。伝統を引き継ぎ、城山小への愛着を一層高めてほしい」と式辞を述べた。

　佐野校長は「１００年のよき伝統と校風を受け継ぎ、１０１年目からの新たな歴史を刻んでいきたい」とあいさつ。また、蝦名大也市長、相川芳久釧路教育局長が祝辞を寄せた。

　続いて、児童会長の中町鷹雅さん（６年）と卒業生代表の金田嘉花さん（幣舞中１年）が喜びの言葉を述べ、「城山小で学んだ挑戦する強い心をもちながら、地域とともに、これからも応援していく」と宣言した。

　このあと、歴代校長やＰＴＡ会長への感謝状贈呈に続き、協賛会が新調した校旗や運動会の優勝旗、校章旗などを寄贈した。

　引き続き、児童発表が行われ、５年生２３人が「城山小１００年の発表」と題し、校舎や同好会活動の様子、長く続いた伝統ある学校行事などの歴史を紹介。６年生は異学年交流や委員会活動、地域との交流活動など特色ある取組を２０人で発表した。

(学校 2021-11-12付)