当別高　道ＣＬＡＳＳプロジェクト　将来へ職業観など養う　進路学習で職業人と交流

（学校 2021-11-19付）

職業人が仕事のやりがいなどを紹介した

　当別高校（宮本匠校長）は１０月下旬、同校で１年生を対象としたキャリア教育学習会を開いた。町内および近郊の様々な職業人１０人が講師を務め、生徒たちと交流。仕事のやりがいや将来の夢に向けた助言などを通して、就労観や職業観を養う貴重な機会としていた。

　道教委が本年度から３ヵ年で進める道ＣＬＡＳＳプロジェクトの一環。推進校となった同校は、地域の企業や住民と連携し、「当別独自の持続可能な地域づくりの担い手の育成」を目標に掲げ、取組を進めている。

　学習会は、将来の進路選択に向け勤労観、職業観を養うことが目的。１年生６６人が参加した。生徒は事前に、職業選択のきっかけや仕事のやりがいなど、質問項目を作成して臨んだ。

　町内や近郊の江別市在住で会社経営や看護師、障がい者就労支援など、様々な職に就く講師１０人が来校。生徒たちは１０グループに分かれ、講師との対話を通して多様な職業への理解を深めた。

　うち、町福祉センターで離乳食教育等を担当する管理栄養士の泉亭優可子さんは、学生時代の勉強方法や仕事内容などについて説明。「患者が元気になって退院していくとき、仕事のやりがいを感じる」と話し、将来の夢に向けてマインドマップを作成することを助言した。

　交流後、講師に同校園芸デザイン科が育てたシクラメンを贈った。

(学校 2021-11-19付)