職業の果たす役割理解　倶知安農高　インターン

（学校 2021-11-22付）

後志総合振興局でのインターンシップでは、農地・施設保全情報の登録作業を体験した

　【小樽発】倶知安農業高校（近江勉校長）の２年生２１人は１０月下旬の３日間、インターンシップを行った。生徒たちはそれぞれ、倶知安町役場や町内外の小・中学校、地元建設企業の菊地建設鉱業（株）など２１ヵ所に出向き、様々な職業について理解を深めた。

　インターンシップは、望ましい勤労観を身に付けるとともに、職業の果たす意義や役割について認識を深め、進路実現につなげることを目的に実施したもの。

　同校の２年生２１人は、それぞれの希望をもとに、町内外２１ヵ所の企業で３日間にわたり実習を行った。

　このうち、後志総合振興局では、基盤整備にかかわる公務員の業務内容などについて理解を深めた。

　初日には、後志の農業について概要の説明を受けた後あと、ＴＶ会議や経理簿の入力など、実際の仕事を体験。２日目には農地・施設保全情報の登録作業を体験したほか、実際にほ場を見学し、整備前と整備後でどのような変化があるのかを学んだ。３日目には北後志支所に移動し、業務を体験。各部署の業務内容について理解を深めていた。

　インターンシップに当たり、後志総合振興局農村振興課の長谷川昇司主査は「公務員の仕事の中には、基盤整備の場など、様々な活躍の場があることを知ってもらい、進路選択に役立ててほしい」と期待を込めていた。

　参加した生徒は「もともと公務員の仕事に興味があった。一言で公務員といっても、たくさんの業務があり、とても勉強になった」と感想を述べていた。

(学校 2021-11-22付)