1人1台端末活用し英会話 仲よく学習成果を実践 函館旭岡小と附属函館小が交流
(学校 2021-11-24付)

旭岡小・附属函館小外国語交流学習
初対面の相手に英語で質問する旭岡小の3年生

 【函館発】函館市立旭岡小学校(後藤昌樹校長)と道教育大学附属函館小学校(橋本忠和校長)の3年生55人は16日、1人1台端末を活用した遠隔交流学習を行った。外国語活動の一環として、互いの名前や好きな食べ物について質問し合うなど、学んだ英会話を実践し、コミュニケーションを楽しんだ。

 取組は他校の同学年児童と、1人1台端末を活用した交流を通して、相手を理解し、自分を表現する力を高めることが目的。

 旭岡小は、近隣の函館養護学校や、養護老人ホームなどと地域のオンライン交流を活発に推進してきた。

 今回は3年生の外国語活動における単元の一部「Nice to meet you“カードを作ろう”」を同時配信授業で実践。

 授業は5時間扱いの2時間目。児童は、これまで学習してきた疑問詞の表現を活用し、4~5人のグループで交互に会話。旭岡小の児童が「How are you?」と質問し、附属函館小の児童が「I,m hungry」と答えると、「給食前だからお腹が空くよね」などと笑顔で話す場面も。

 互いの好きなスポーツなどについて「What sport do you like?」「I like baseball」などと交流した。児童は時折うなずいたり、親指を立てて合図をしたりして画面越しの相手に会話の内容が伝わるよう、工夫しながら英会話を楽しんだ。

 今後、児童は交流した相手の名前や好きな色、食べ物について個人カードを作成。12月に実施予定の2回目の交流学習で互いに見せ合う計画をしている。

 旭岡小の横山優俄君は「授業で習った英語で話す互いの頑張りが伝わった。とても楽しかった」と話した。小板皇心君は「一緒のスポーツが好きという共通点が見つけられたことが印象的。また交流したい」と笑顔を浮かべていた。

 授業を企画した旭岡小の外国語専科の村岡圭介教諭は「近隣に小学校がないため、児童が同年代で交流できた点がよかった。緊張せず、積極的に英会話で交流していた」と印象を。

 後藤校長は「英語力を高めるにはコミュニケーションが一番大切。1人1台端末の活用によって、交流の可能性が広がる」と期待している。

(学校 2021-11-24付)

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