石狩厚田学園５～７年生　ピザの商品開発　来年４月道の駅で販売　動画やポスターで宣伝へ

（学校 2021-12-09付）

２グループに分かれて商品開発

　石狩市立厚田学園（丸山真嗣典校長）５～７年生は、道の駅構内の販売店で来年４月から売り出すピザの商品開発を進めている。２日、児童生徒は店員から助言を得ながらピザづくりに挑戦。２種類の候補作から、ちゃんちゃん焼きを模したピザを販売することを決めた。今後、新商品ＰＲに向けて動画やポスターづくりに取り組む。

　商品開発は、児童生徒が厚田の魅力を知り、地域の発展のために寄与する心を育て、様々な人たちとのつながりを感じることで協力することの大切さや大きな達成感を味わうことが目的。

　児童生徒の要望をもとにＣＳ委員会・地域コーディネート部が準備を整え、実現に至った。

　５～７年生１２人が２グループに分かれて、厚田区の特産や客層などを調査しながらピザの開発を進めた。

　ちゃんちゃん焼きから着想を得たピザ、ホタテをメインにしたグラタン風のピザを考案した。

　２日、販売店となるＢａｋeｒｙ＆Ｐｉｚｚａ　ＨＯＭＥの笹谷清一代表ら３人を講師に招き、児童生徒はピザづくりに挑戦。ホタテや望来豚のフランクフルト、野菜など、水産業を営む保護者や販売店の協力を得て、厚田区の食材をふんだんに使用した。

　具材の切り方や大きさ、ソースの塗り方など、講師から助言を得ながら、調理に取り組む児童生徒たち。彩りを考えながらピザづくりに励んだ。

　できたてのピザを頬張る子どもたちは、一斉に「おいしい」と声を上げた。各グループのピザを試食しながら、両商品のよいところを褒め合った。

　笹谷代表は「子どもたちが楽しんでピザをつくる様子を見ることができてうれしい。販売が楽しみ」と話していた。

　完成した２種類のピザは他学年が食べ比べた結果、ちゃんちゃん焼きを模したピザが選ばれた。

　今回開発したピザは、道の駅あいろーど構内にあるＢａｋeｒｙ＆Ｐｉｚｚａ　ＨＯＭＥで来年４月から販売予定。子どもたちによる販売活動も計画している。児童生徒は今後、ポスターやチラシ、ＰＲ動画を作成し、地域に浸透させる手立てを考える。

(学校 2021-12-09付)