紋別南丘小で西村組出前授業　建設業の魅力にふれ　紋別港の役割など学習

（学校 2021-12-16付）

港の工事を通して建設業の魅力を感じた

　【網走発】紋別市立南丘小学校（鈴木義樹校長）で７日、湧別町の建設企業、＝西村組（西村幸浩社長）による出前授業が開かれた。４年生１７人が紋別港の役割や現在の工事内容・目的、建設業の魅力について、動画の視聴などを通して学んだ。

　４年生は社会科の一環として、市における港づくりについて学習。西村組は以前から南丘小に対し、出前授業の実施を働きかけていた。現在も紋別港で水深４㍍の物揚場改良工事を施工している同社に、同校が紋別港に関する出前授業を依頼。快諾した西村組の担当者のほか、開発局網走開発建設部紋別港湾事務所の中島秀行工務課長が来校した。

　はじめに、中島課長が港の役割や紋別港の概要、紋別の水産業、開発局の仕事内容について説明した。

　続いて、西村組の徳野孔人さんが建設業の役割や会社、港のつくり方、現在の紋別港の工事内容について、画像や動画を交えて紹介した。防波堤工事で使用するブロック８０㌧の重さを小学４年生２６６７人分と示し、児童は「そんなに重いんだ」とスケールの大きさに驚いていた。

　徳野さんは「少しでも建設業に興味をもってくれたらうれしい」と授業を締めくくった。

(学校 2021-12-16付)