滑り止め砂入りペットボトル製作　安全・安心な道路を　紋別養護　特色ある活動

（学校 2021-12-16付）

紋別養護砂入りペットボトル高等部

　【網走発】紋別養護学校（町田美穂子校長）は、道路の滑り止めの砂入りペットボトル製作に取り組んだ。官民協働で安全・安心な道路環境整備を目指して活動する紋別協働型道路マネジメントの取組の一環。中学部、高等部でそれぞれ特色ある活動を展開した。

◆高等部　受注したペットボトル納品

　高等部は１１月中旬から１２月３日までの３週間、地元企業から受注する形で砂入りペットボトル製作に取り組んだ。

　受注した砂入りペットボトルの本数は、北方建設産業＝から４㍑１５０本、たもと商事から１・８㍑１５０本。生徒たちは真剣に作業に取り組み、受注本数を上回る４㍑２６３本、１・８㍑１５０本の計４１３本の砂入りペットボトルを製作した。

　最終日の３日は、発注者の北方建設産業から谷内信一社長、たもと商事から田元正人代表が来校し、網走開発建設部、Ｒｏｓｅｈｉｐｓの桒原務緒代表ら計６人同席のもと、納品式を行った。

　代表生徒が納品書を読み上げたあと、谷内社長と田元代表に渡し、目の前で署名を受けた。地元企業の人々からねぎらいの言葉をかけられ、生徒たちは自分たちの取組が地域の役に立っているという実感や達成感を得ていた。

◆中学部　施設にペットボトル配布

　中学部は７日、製作した砂入りペットボトルを、紋別市内の施設に配布する活動を行った。

　中学部では、市内の女性有志のまちづくり団体・Ｒｏｓｅｈｉｐｓ（ローズヒップス）と共同で取り組んでいる。

　生徒たち、Ｒｏｓｅｈｉｐｓ、開発局網走開発建設部の関係者が市内を回り、日ごろ世話になっている施設に完成した砂入りペットボトルを手渡した。

　受け取った地域の人からは、「毎年使っている」「楽しみに待っていた」などの声が上がり、生徒は自分たちの活動が地域に役立っていることを実感した。

　また、市役所には砂入りペットボトル、ポスター、チラシを贈呈。３年生の柴田拓夢さんは「ぜひ使ってください」とあいさつした。

　受け取った加川安明建設部長は「市民のためにありがとう。安全のために使わせてもらう。来年もお願いしたい」と話した。

　同日から、イオン紋別店、氷紋の駅、市役所の市内各施設に砂入りペットボトルを設置し、市民に配布している。

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紋別養護砂入りペットボトル中学部

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