山本さん・江良木さん検定合格　建設協会の支援に感謝　室蘭工業高が報告会

（学校 2022-02-07付）

佐賀事務局長を囲む山本さん（前列左）と江良木さん

　【室蘭発】室蘭工業高校（川村広幸校長）は１月２８日、同校３年の山本青葉さんと江良木蒼也さんの２人が２年度２級建築施工管理技術検定「第１次検定（後期）」に合格したこと受け、室蘭建設業協会（中田孔幸会長）に報告した。建設協会の佐賀孝志事務局長が来校。生徒たちは感謝の言葉と就職後の意気込みを語った。

　施工管理技士は建築工事現場において、監督や工程管理をすることができる国家資格。第１次検定と第２次検定で構成され、高校在学中に１次検定を受検することができる。２次検定は実務経験を積んだのち受検が可能。

　同校ではここ１０年間、受検する生徒が一人もいなかったが、本年度は建築科３年生７人が挑戦した。受検に当たっては、室蘭建設業協会が人材育成のために行っている高校生への施工管理技術検定受検料補助を活用。７人のうち、山本さんと江良木さんの２人が見事、１次検定合格となった。２人とも就職先が決まっており、山本さんは札幌、江良木さんは室蘭の建設企業から内定を受けている。

　同校は合格を建設協会に伝えようと、２８日に報告会を実施。佐賀事務局長が来校した。

　山本さんと江良木さんは「就職後は実務経験を積みながら２次検定の合格を目指し、将来的には１級にも挑戦できれば」と意気込みを語った。

担任の片岡遼教諭は「２人は学校での学習に加えて自宅でも合格に向けて努力した。就職先でも頑張ってもらえれば」と期待。

　佐賀事務局長は「地域建設業発展のため２人が合格できたのは大変喜ばしい。これからも協会として学校へ支援を続けていきたい」と話した。

(学校 2022-02-07付)