就学支援に140億円など 道 4年度私学関係予算案(道・道教委 2022-03-02付)
道は、4年度予算案における私学関係分の概要をまとめた。予算額は前年度比1・8%増の331億1739万円。就学支援事業費に140億3180万円を計上しており、うち、私立高校等の授業料に充てるための就学支援金に109億7004万円、私立専門学校の授業料の減免費用に対する補助として私立専門学校就学支援金22億9622万円を充てている。
予算概要はつぎのとおり。
▼私立高校管理運営費補助金=115億8525万円
▽運営費(50校)=111億1534万円
▽過疎(14校)=3億8758万円―小規模校経営改善促進費を含む
▽狭域(2校)=8232万円
▼私立中学校管理運営費補助金=10億6849万円―運営費(14校)
▼私立小学校管理運営費補助金=1億1788万円―運営費(4校)
▼私立幼稚園等管理運営費補助金=34億6743万円
▽運営費(35園)=11億7669万円
▽特別支援=17億7399万円
▽人材確保支援=5096万円
▽教育改革推進費(426園)=4億6578万円―施設型給付移行園分
▼私立専修学校等管理運営費補助金=6億7万円―運営費(96校)
▼私立特別支援学校管理運営費補助金=1億4842万円―運営費(1校)
▼私立学校施設耐震化支援等事業費補助金=1083万円―耐震補強工事助成1棟、耐震診断経費助成5棟
▼私立高校経営安定資金貸付事業費補助金=2642万円―団体が私立高校に行う経営資金貸付事業の利子補給
▼道私学振興基金協会貸付事業費補助金=154万円―団体が私立学校に行う施設整備資金貸付事業の利子補給
▼私立高校等就学支援事業費=140億3180万円
▽就学支援金=109億7004万円―私立高校等の授業料に充てるため、支援金を支給
▽奨学のための給付金=7億3039万円―年収270万円未満世帯に対し学用品費等として支給
▽学び直しへの支援=3354万円―中途退学者が私立高校等で学び直す場合に支給
▽専攻科への支援=159万円―私立高校等の専攻科に通う生徒に支給
▽私立専門学校修学支援=22億9622万円―私立専門学校の授業料等の減免費用に対する補助
▼私立高校等授業料軽減補助金=3億3516万円
▽授業料軽減=3億357万円―学校法人が行う私立高校等の授業料軽減事業に対する補助
▽私立小中学校等経済的支援=3158万円―入学後に家計急変した児童生徒に対する支援
▼私立高校等生徒奨学事業費=1億4677万円―団体が行う奨学金貸付事業の利子補給および補助
▽利子補給=7636万円
▽補助金=6726万円
▼私立学校被災生徒等就学支援事業費=36万円―東日本大震災によって就学が困難となった生徒への支援
▼私立学校教職員退職手当資金給付事業費補助金=7億346万円
▽道私学退職金社団=2億3485万円―中学、高校
▽道私立幼稚園協会=4億3844万円―幼稚園等
▽道私立専修学校各種学校連合会=3016万円―専修学校、各種学校
▼日本私立学校振興共済事業団補助金=1億7201万円―長期給付事業に対する掛金の補助
▼子育て支援対策事業費=3億9053万円
▽環境整備=3億3957万円
▽認定こども園等への移行支援=80万円
▽ICT化支援=5015万円
▼幼稚園等耐震化促進事業費=1億9316万円―認定こども園への移行予定の私立幼稚園(すでに移行した場合を含む)に対する園舎耐震化への支援
▼職業実践専門課程研修費補助金=200万円―道私立専修学校各種学校教員能力認定委員会に対する補助
▼新設大学整備費補助金=1億1135万円
▽公立はこだて未来大学=1億576万円
▽名寄市立大学=558万円
(道・道教委 2022-03-02付)
その他の記事( 道・道教委)
道 ユースプランナー制度スタート 施策に次世代の意見を 大学生等100人程度を登録
道は新年度から、大学生ら若者の声を子育て施策に生かすユース(青年・若者)プランナー制度を本格的に開始する。子育て世代に年齢の近い大学生や短大生に登録してもらい、施策を立案する際に意見を聞く...(2022-03-03) 全て読む
道教委等 地学協働フォーラム 縄文文化学ぶ喜び発信 身近な遺跡から歴史に思いはせ
道教委、練成会グループ、NPO法人ほっかいどう学推進フォーラムは2月26日、地学協働フォーラム「世界遺産 北海道の縄文に学ぶ」をオンラインで初開催した。シンポジウム「過去と未来を結ぶ世界遺...(2022-03-02) 全て読む
道教委 5年度教員採用選考 検査会場選択可能に 加点対象に保健体育追加
道教委は、5年度公立学校教員採用候補者選考検査における主な変更点(北海道採用希望者向け)をまとめた。2次検査では道内5地域の会場を選択可能とし、期限付教員特別選考では第3次検査を廃止。小学...(2022-03-02) 全て読む
公立高入選 再出願後の状況 全・定 2万7834人 道教委・札幌市教委
道教委と札幌市教委は1日、4年度公立高校入学者選抜にかかる再出願後の出願状況を発表した。一般出願者数は全日制・定時制合わせて2万7834人。全・定合わせた全体平均倍率は0・95倍で、出願変...(2022-03-02) 全て読む
苫前商業高などに栄誉 留萌局 管内教育実践表彰
【留萌発】留萌教育局は、3年度管内教育実践表彰の受賞者を決定した。学校教育で羽幌町立羽幌小学校授業改善推進チームと初山別村立初山別小学校授業改善推進チーム、苫前商業高校が栄誉に輝いた。上田...(2022-03-02) 全て読む
いじめ調査委に108万円など 総合教育関係予算案
道の4年度予算案における総合教育関係予算は、前年度比4・6%減の187万円となっている。 内訳は、総合教育推進調整費に78万円、総合教育会議開催に50万円、総合教育推進費に28万円を充...(2022-03-02) 全て読む
道教委が学力・体力向上推進会議 生活習慣定着へ小中一貫 体育調査 正確な実施法周知
道教委は2月21日、学力・体力向上推進会議をオンラインで開催した。市町村教委や校長会、道教育大学の関係者が参加し、本道児童生徒の学力・体力の現状や課題、今後の取組を協議。小中一貫による学習...(2022-03-01) 全て読む
道教委 4年度教育行政執行方針 ICTで新たな学びを 高校教育等 在り方検討開始
倉本教育長は、学校教育と社会教育を両輪として子どもたちに必要な資質・能力を育む教育行政を推進するとし、重点政策として「ウィズコロナ・ポストコロナにおける新たな学び」「生涯を通じ、個性が輝き...(2022-03-01) 全て読む
当別高 道CLASSプロジェクト 高校の“売り”PRを 魅力向上コンソーシアム会合
道教委が本年度から3ヵ年で進めている道CLASSプロジェクトの推進校・当別高校(宮本匠校長)は2月25日、同校を主会場に魅力向上コンソーシアムの第1回会合をオンラインで開いた。コンソーシア...(2022-03-01) 全て読む
鈴木知事が道政執行方針説明 虐待防止やDV対策推進 ユースプランナー制度創設
道の鈴木直道知事は2月25日、1定道議会で4年度道政執行方針を説明した。新型コロナウイルス感染症への対応やポストコロナに向けた挑戦を基本方針に、心労による児童虐待・DV等への対策推進や、大...(2022-03-01) 全て読む