苫前商業高などに栄誉 留萌局 管内教育実践表彰
(道・道教委 2022-03-02付)

留萌局教育実践表彰・羽幌小
羽幌小

 【留萌発】留萌教育局は、3年度管内教育実践表彰の受賞者を決定した。学校教育で羽幌町立羽幌小学校授業改善推進チームと初山別村立初山別小学校授業改善推進チーム、苫前商業高校が栄誉に輝いた。上田哲史局長が受賞校を訪れ、表彰状を授与する予定。

 功績概要はつぎのとおり。

▼羽幌町立羽幌小学校(堀井理校長)・初山別村立初山別小学校(安居和校長)授業改善推進チーム=道教委指定事業を活用した学力向上の推進

 2年度から、2校では授業改善推進チーム活用事業の取組を進めており、3年度は各種調査を分析し、主体的・対話的で深い学びの視点による授業改善に学校全体で取り組んでいる。

 また、2年度教育課程編成の手引を活用し、事業の取組を校内研究に取り入れるなど、授業改善推進教員が研究部長としてリーダー性を発揮しながら、事業とそれぞれの学校研究を一体的に推進している。

 授業改善にかかる定期的な通信の発行のほか、「授業力自己診断シート」を活用した教員自身の振り返りや課題の把握をもとに、校内研修等で授業改善案を提案し、全教員の資質・能力の向上を図っている。

 事業の取組を通して、学校改善はもとより、地域の学力向上の推進に向けて、教員への授業改善に対する指導助言等を行っており、管内に広く学力向上に関する成果等を普及啓発するなど、管内の学力向上の取組に貢献している。

▼苫前商業高校(藤田和秀校長)=社会・地域の期待に応える人材の育成を目指した教育活動の推進

 苫前町教委主催のボランティア活動への参加や町のイベント活動に積極的に協力するとともに、商業科のメリットを生かし、町の特産物の販売や観光のPR活動によって地域の振興・発展に貢献することを通じて、地域に対し自ら主体的に考え取り組む生徒の育成に大きな成果を上げている。

 町の地域未来ビジョンミーティングに生徒が参加し、地域の諸課題について地域住民たちと意見交換を行うとともに、生徒自ら町おこし団体や町教委と自転車ツーリング事業を企画し、産学官の連携を行うなど、関係機関と連携した教育活動を推進している。

この記事の他の写真

留萌局教育実践表彰・初山別小
初山別小
留萌局教育実践表彰・苫前商業高校
苫前商業高

(道・道教委 2022-03-02付)

その他の記事( 道・道教委)

札幌あいの里高等支援と静内農業高 商品販売のコツなど学習 ヤフー人財育成PJ合同発表会

  札幌あいの里高等支援学校(西牧孝徳校長)と静内農業高校(佐藤裕二校長)は2月25日、ヤフー(株)の人財育成プロジェクト合同成果発表会に参加し、ウェブ上に開設した商品販売ページと、販売のた...

(2022-03-03)  全て読む

道 ユースプランナー制度スタート 施策に次世代の意見を 大学生等100人程度を登録

 道は新年度から、大学生ら若者の声を子育て施策に生かすユース(青年・若者)プランナー制度を本格的に開始する。子育て世代に年齢の近い大学生や短大生に登録してもらい、施策を立案する際に意見を聞く...

(2022-03-03)  全て読む

道教委等 地学協働フォーラム 縄文文化学ぶ喜び発信 身近な遺跡から歴史に思いはせ

地学協働世界遺産フォーラム  道教委、練成会グループ、NPO法人ほっかいどう学推進フォーラムは2月26日、地学協働フォーラム「世界遺産 北海道の縄文に学ぶ」をオンラインで初開催した。シンポジウム「過去と未来を結ぶ世界遺...

(2022-03-02)  全て読む

道教委 5年度教員採用選考 検査会場選択可能に 加点対象に保健体育追加

 道教委は、5年度公立学校教員採用候補者選考検査における主な変更点(北海道採用希望者向け)をまとめた。2次検査では道内5地域の会場を選択可能とし、期限付教員特別選考では第3次検査を廃止。小学...

(2022-03-02)  全て読む

公立高入選 再出願後の状況 全・定 2万7834人 道教委・札幌市教委

 道教委と札幌市教委は1日、4年度公立高校入学者選抜にかかる再出願後の出願状況を発表した。一般出願者数は全日制・定時制合わせて2万7834人。全・定合わせた全体平均倍率は0・95倍で、出願変...

(2022-03-02)  全て読む

就学支援に140億円など 道 4年度私学関係予算案

 道は、4年度予算案における私学関係分の概要をまとめた。予算額は前年度比1・8%増の331億1739万円。就学支援事業費に140億3180万円を計上しており、うち、私立高校等の授業料に充てる...

(2022-03-02)  全て読む

いじめ調査委に108万円など 総合教育関係予算案

 道の4年度予算案における総合教育関係予算は、前年度比4・6%減の187万円となっている。  内訳は、総合教育推進調整費に78万円、総合教育会議開催に50万円、総合教育推進費に28万円を充...

(2022-03-02)  全て読む

道教委が学力・体力向上推進会議 生活習慣定着へ小中一貫 体育調査 正確な実施法周知

 道教委は2月21日、学力・体力向上推進会議をオンラインで開催した。市町村教委や校長会、道教育大学の関係者が参加し、本道児童生徒の学力・体力の現状や課題、今後の取組を協議。小中一貫による学習...

(2022-03-01)  全て読む

道教委 4年度教育行政執行方針 ICTで新たな学びを 高校教育等 在り方検討開始

道教委・倉本博史教育長  倉本教育長は、学校教育と社会教育を両輪として子どもたちに必要な資質・能力を育む教育行政を推進するとし、重点政策として「ウィズコロナ・ポストコロナにおける新たな学び」「生涯を通じ、個性が輝き...

(2022-03-01)  全て読む

当別高 道CLASSプロジェクト 高校の“売り”PRを 魅力向上コンソーシアム会合

 道教委が本年度から3ヵ年で進めている道CLASSプロジェクトの推進校・当別高校(宮本匠校長)は2月25日、同校を主会場に魅力向上コンソーシアムの第1回会合をオンラインで開いた。コンソーシア...

(2022-03-01)  全て読む