道 ユースプランナー制度スタート 施策に次世代の意見を 大学生等100人程度を登録(道・道教委 2022-03-03付)
道は新年度から、大学生ら若者の声を子育て施策に生かすユース(青年・若者)プランナー制度を本格的に開始する。子育て世代に年齢の近い大学生や短大生に登録してもらい、施策を立案する際に意見を聞くなどして、次世代の声を踏まえた子育て支援を行っていく考え。
子育てに関する道の施策について、年代の近い大学生や短大生にユースプランナーとして登録してもらい、アンケートなどを通じて意見を寄せてもらおうというもの。
道では、少子化対策等に対する施策について中高生が知事に提言する子どもの未来づくり審議会こども部会を設置しているが、提言は年に1回のペースで行っており、常設で大学生の意見を施策に反映する仕組みは今回が初めて。
子育て、児童虐待、ヤングケアラー、結婚に関することなどについて、意見やアイデアを寄せてもらう考えで、次世代の声を踏まえ次の世代につないでいく子育て支援を行っていく。
メールやSNSなどインターネットを使った双方向のやりとりを想定しており、登録者の個人情報等を漏らさず実施できる方法を検討している。
対象は大学生、短大生100人程度で、北海学園大学、札幌大学など道と包括連携協定を結んでいる大学を中心に訪問し、社会福祉士や保育士などを目指す学生を紹介してもらい登録していく計画。無償のボランティアで登録期間は限定しない。
登録者に様々な情報を提供することで、友人・知人等に道の施策などが伝わっていく効果もねらっている。
また、社会福祉士や保育士、公務員就職希望者等には、道の業務や試験に関する質問に応じるなど、情報提供を行い、道職員の人材確保にもつなげていきたい考えだ。
昨年12月に学校訪問を開始し、新型コロナウイルス感染拡大のため休止していたが、2月中旬から学校訪問を再開。新年度からの制度の本格実施を目指している。
道保健福祉部子ども未来推進局の村上則之子ども子育て支援課長は「若い世代がどのようなことを思っているのか、声を集め、施策に反映させていきたい」と話している。
(道・道教委 2022-03-03付)
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