ヤングケアラー支援など　３日から１定道議会代表質問

（道・道教委 2022-03-03付）

　１定道議会本会議ではきょう３日から代表質問が始まり、本格的な議論に入る。ヤングケアラーの支援体制、高校教育の在り方、学校図書館の整備・充実方策など道・道教委の今後の施策が議論される。

　道は１定道議会に、ケアラー支援の基本理念を定める仮称・道ケアラー支援条例を提案。有識者会議において４年度の道・市町村の支援体制の在り方を議論している。支援の具体が焦点となる。

　道教委はこれからの高校づくりに関する指針の改定に向けた準備を進め、一定圏域で高校の在り方を地域とともに考える仕組みの構築、国の普通科改革を踏まえた新学科の設置などを検討。高校教育の在り方について質疑が行われる。

　文部科学省は４年度から始まる第６次学校図書館図書整備計画等５か年計画を策定。全小・中学校における学校図書館図書標準１００％の達成、学校司書の配置拡充などの方針を掲げ、地方財政措置として５年間で２４００億円を措置する方針を示した。学校図書館の整備・充実方策が取り上げられる。

　文科省はことし１月、初めて実施した教師不足の実態調査結果を公表。臨時的任用教員等の確保ができずに配置教員の欠員が生じた道内の小・中学校数は５月１日時点で４４校、不足人数は６３人となっている。教員確保について議論される。

　このほか、教員の働き方改革、いじめ問題、ＳＴＥＡＭ教育などが議題として挙がっている。

(道・道教委 2022-03-03付)