檜山局 第2回専門家チーム会議 支援実感できる取組を 今金高等養護の進藤校長講話(道・道教委 2022-03-04付)
次年度の方向性などについて確認
【函館発】檜山教育局は2月28日、特別支援教育総合推進事業第2回管内専門家チーム会議をオンライン開催した。特別支援学校教職員や福祉関係者ら11人が出席。今金高等養護学校の進藤仁校長が「管内の特別支援教育関係者に期待したいこと」と題して講話し、今金町における地域一体となった取組を紹介した上で、子どもや保護者が支援を実感できる取組の推進を期待した。
会議は特別支援教育総合推進事業「特別支援教育の体制整備の推進」における実施要項に基づくもの。発達障がいを含む障がいのある幼児児童生徒に対する適切な教育的支援に向けた協議を通して、支援体制の充実を図ることを目的としている。
事務局が、本年度実施した学校支援、研修事業、広報活動の3点について説明したほか、専門家チーム構成員の小・中学校教諭や保健福祉関係機関の担当者が、それぞれの立場から次年度の専門家チームの取組について協議した。
講話では、進藤校長が38年間にわたって特別支援教育に携わってきたことを振り返りながら、特別支援教育を取り巻く環境の変化について解説した。
同校や今金町の取組として『障がいのある子どもの教育支援の手引』を例に紹介。町教委主催の定例校長会における協議では、教育理念「今金町の子どもは今金町で育てる」の具体化に向けて「各部署が効果を果たし、活発に意見交換している」と説明。町における特別支援教育の支援体制では、育ちの支援から就労支援における地域一体となった体制で取り組んでいることを挙げ「それぞれの地域で支援を必要としている子どもや保護者が実効性を実感できる取組を進めてほしい」と呼びかけた。
(道・道教委 2022-03-04付)
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