当別高 道CLASSプロジェクト 高校の“売り”PRを 魅力向上コンソーシアム会合(道・道教委 2022-03-01付)
道教委が本年度から3ヵ年で進めている道CLASSプロジェクトの推進校・当別高校(宮本匠校長)は2月25日、同校を主会場に魅力向上コンソーシアムの第1回会合をオンラインで開いた。コンソーシアムにおける短期・中長期的目標や、次年度以降の総合的な探究の時間で取り組む計画などを確認。出席者からは、高校の魅力化のために「地域が真剣になって取り組んでいる姿を見せるべき」「生徒たちが求めていることをより一層深く知る必要がある」「高校として何を売りにするかをアピールするべき」などの意見が挙がった。
事業は、地域と学校との連携・協働体制を整備し、活動を通して、まち・ひと・しごとと学びのつながりづくりを図ることが目的。道央地区の推進校に指定されている当別高は、「当別独自の持続可能な地域づくりの担い手の育成」をテーマに掲げている。
事業の円滑な推進に向けた方策を協議するコンソーシアムの第1回会合では、宮本校長や地域コーディネーターを務める松岡宏尚氏をはじめ、町内中学校長や行政、商工、農業、大学、地域商社の関係者らが顔をそろえた。
短期的・中長期的な目標を確認。短期的目標では、高校と地域の連携に向けて、主に総合的な探究の時間を活用し、生徒が地域について学び、触れ、自ら課題を設定し、解決策を考える力を養うカリキュラムの推進を据えた。
中期的目標では、U・Iターン人口の増加に向けた郷土愛の醸成、長期的目標には、地域の高校を地域で支える意識の醸成・浸透を図ることを設定した。
引き続き、4年度以降の総合的な探究の時間において各学年が取り組む内容を確認。1年生においては、郷土芸能等のガイダンスやフィールドワークに取り組むこと、2年生では、1年生での学びを生かしたフィールドワーク、見学旅行での地域の魅力発信に資する取組などを進める。
意見交換では、出席者から「地域も変わっていく必要がある。地域が真剣になって取り組んでいる姿を見せるべき」「生徒たちが求めていることをより一層深く知る必要があるのではないか」「地域の中学生が高校の魅力を知ることで、地元に通いたい生徒が増えるのではないか」「小・中学校と高校がさらに連携できれば」「高校として何を売りにするかをアピールするべき」などの声が上がった。
次回の会合は、5月を予定している。
(道・道教委 2022-03-01付)
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