常磐公園の未来像提案 附属旭川小4年が今津市長に 調査・イベント企画など(学校 2022-03-11付)
講評する今津市長
【旭川発】道教育大学附属旭川小学校(南部正人校長)は2月中旬、「私たちが考える常磐公園の未来の姿」をオンラインで今津寛介旭川市長に提案する発表会を開いた。児童は外部講師や市民らと共に考えてきた公園の新たな活用方法のアイデアを発表した。
同校は本年度、4年生の総合的な学習の時間「常磐公園調査隊~旭川市民に愛され続ける常磐公園を目指して」を展開。旭川観光コンベンション協会や市公園緑地課、彫刻美術館、旭川文学資料館などの職員らによる協力を得ながら、公園について調査し新たな活用方法を提案する活動に取り組んでいる。昨年12月には制作した動画6本と新聞6部を協力団体のホームページなどで公開した。
社会科や国語科を複合的に展開する単元の目標には「調査したことを発信したり、これからも愛され続ける常磐公園について提案したりすることで、関係している人々の思いに気づき、公園の活性化に向けて自分でできることを考え、行動しようとする」と設定。1年間の授業で①発見過程②追究過程③提案過程④熟成過程⑤表現過程―の5段階を経て取り組んできた。
この日、4年1組32人と今津市長をオンラインでつなぎ、全員で発表に臨んだ。中では、歴史にフォーカスした発表や公園内の一部をキャンプ場やドッグランとして活用するアイデア、足を運んだ利用者がリラックスできる施設設備などを提案した。
魅力発信について考えた2グループは、園内にある中央図書館で「公園のすごいところを伝える展示をすべき」と強調。20~30代が公園の歴史について知らないことを課題に挙げ、館内で動画上映やパネル展示を開催することを要望した。
別のグループは魅力を伝える方法としてクイズラリーの実施を提案。公園にある神社の名前や野外彫刻の数などを出題し、20代が楽しんで歴史に触れるイベントを企画した。
最後に今津市長が講評し、子どもたちのアイデアの良さを褒め、市として実施できるか否かについて言及した。児童はガッツポーズや拍手で互いをたたえるなどこれまでの取組の成果を感じ取っていた。
(学校 2022-03-11付)
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