第5回NITS大賞受賞活動 小樽高支が優秀賞に 個人輝く学校づくり推進(学校 2022-03-15付)
教職員支援機構(NITS)は、第5回NITS大賞の受賞活動を決定した。道内からは小樽高等支援学校(松浦孝寿校長)の活動「一人一人が輝くのであたたかい学校~キャッチフレーズでつながる生徒と教師」が優秀賞を受賞。ホームページで活動内容の資料や2次審査の発表動画を公開しており、今後公開する事例集に内容を掲載する。
NITS大賞は、学校が取り巻く課題の解決に向けチーム学校で実践した取組を広く募集し、教育現場の優れた取組の普及を図るもの。
本年度は主題を「子供一人一人が輝ける場所となるように~教師の働きがいを再構築する学校づくり」に設定。新学習指導要領の着実な実施、学校における働き方改革、新しい生活様式への対応など、子どもを主語にする学校教育の実現に向けた保護者や地域住民など多様な人々との協働を含めた学校改善の実践活動を募集した。
全国から136点の応募があり、書類審査やオンラインによるプレゼンテーション審査を経て、大賞1点、準大賞2点、優秀賞6点、入選2点を選出。小樽高等支援の松浦校長の活動「一人一人が輝くのであたたかい学校~キャッチフレーズでつながる生徒と教師」が優秀賞に選ばれた。
活動内容は、校長が定める学校経営の重点目標の達成に向け、各部署や教職員一人ひとりが「下位目標」を設定・共有することで、実効性の高い円滑な連携や学校経営への参画意識の向上を図るもの。
目標交流会の開催やリーフレットの作成を通して目標の共有化を図り、キャッチフレーズの設定を生徒、保護者、地域住民と広げ様々な機会で表明。生徒のキャリア教育では学校のキャリアパスポートと連動することで、キャリア発達の言語化を図っている。
1期(平成29年度)、2期(30年度~令和元年度)、3期(2年度~)の3期に分けて段階的に取組を推進。教職員が互いの役割や立場を尊重することで対話・創造による学校文化や風土づくりに取り組み、教職員一人ひとりのキャッチフレーズを持つことで教職のキャリア発達を自己評価する機会の設定にもつなげた。
(学校 2022-03-15付)
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