全国体力・運動能力(国 2022-03-22付)
全国体力・運動能力調査結果 各管内の状況第4回 胆振 生活リズムの定着推進
分析 小学校
【69校、児童数2854人】
▼実技
体力合計点は、全国と比較して男子が1・27ポイント、女子が1・61ポイント高い。
種目別に全国を上回ったのは男女いずれも6種目である。
体力合計点の全国との差とその推移は、前回と比較して男子が0・62ポイント、女子が0・77ポイント上昇している。
▼質問紙
「体育の授業で自分の動きの質が向上していることを実感している」と回答した児童の割合は、全国と比較して男子が4・6ポイント、女子が7・1ポイント高い。「これまでの調査を踏まえて、授業等の工夫・改善を行った」と回答した学校の割合は、全国と比較して28・1ポイント高い。
分析 中学校
【44校、生徒数2736人】
▼実技
体力合計点は、全国と比較して男子が1・51ポイント、女子が3・13ポイント低く、課題である。
種目別に全国を上回ったのは男子が2種目である。
体力合計点の全国との差とその推移は、前回と比較して男子が0・3ポイント、女子が0・87ポイント上昇している。
▼質問紙
「保健体育の授業は楽しい」と回答した生徒の割合は、全国と比較して男子が5・1ポイント、女子が4・9ポイント高い。「これまでの調査を踏まえて、授業等の工夫・改善を行った」と回答した学校の割合は、全国と比較して28・1ポイント高い。
改善点
▼組織的な授業改善の推進
全国と比較して、これまでの調査を踏まえて、授業等の工夫改善を行った学校の割合は高いが、小学校男女および中学校男女において「自分には良いところがある」と回答した児童生徒の割合が低いことから、児童生徒が体力テストの結果や体力・運動能力の向上について自分なりに目標を立てるとともに、その達成状況を自分自身が認知する必要がある。
全国と比較して、これまでの調査を踏まえて、授業等の工夫改善を行った学校の割合は高いが、中学校男女において「保健体育の授業で自分の動きの質が向上していることを実感する」と回答した生徒の割合が低く、意識の差が見られることから、生徒が授業を通して自分自身の運動技能の高まりを実感できるようにする必要がある。
▼生活リズムの定着
全国と比較して、授業以外で全ての生徒の体力・運動能力の向上にかかる取組を行った学校の割合は高いが、中学校男女において、授業以外で、運動(体を動かす遊びを含む)やスポーツを合計で1週間およそ420分以上行ったと回答した生徒の割合が低く、意識の差が見られることから「時間の目安を決めて生活リズムを整える」などのリーフレットの活用および管内メディアコントロールフォーラムの開催を通して生活リズムの定着を図るとともに、運動の日常化を目指す必要がある。
(国 2022-03-22付)
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