２７市町村４３小学校対象　４年度通学路緊急対策　道内分　国交省

（国 2022-03-30付）

　国土交通省は２５日、４年度当初予算における通学路緊急対策事業の実施個所を明らかにした。道内では札幌市立を含む２７市町村、４３小学校の通学路となっている道道、市町道４７路線が対象。事業費には総額で６２億円を措置している。

　通学路緊急対策事業は、昨年６月に千葉県八街市で発生した交通事故を受けて実施した通学路合同点検に基づき、国交省が創設した個別補助制度。これまでは主に防災・安全交付金によって地方自治体を支援してきたが、ソフト対策の強化と合わせて実施する交通安全対策の早急な整備を実現するため、特定の事業に予算を充てる補助事業として採択した。

　主な整備内容をみると、歩道および防護柵の整備、横断歩道部を盛り上げて車両の進入速度を抑制するスムーズ横断歩道の設置、右折レーンの整備など。

　道内では札幌市立を含む２７市町村、４３小学校の通学路。内訳は、道が管理する道道は２８路線で、２３市町村２５校。札幌市が管理する道道・市道は１０路線で１０校。函館市や旭川市、釧路市、帯広市、倶知安町が管理する市町道９路線で、８校の通学路が対象となっている。

　通学路緊急対策事業の対象となっている小学校はつぎのとおり。

▼美唄市＝中央、東

▼赤平市＝赤間

▼札幌市＝もみじの森、琴似、手稲鉄北、新琴似西、新発寒、西野、大倉山、南白石、発寒東、北白石

▼恵庭市＝和光

▼当別町＝当別

▼倶知安町＝西、北陽

▼室蘭市＝海陽

▼豊浦町＝豊浦

▼厚真町＝厚真中央

▼函館市＝赤川、港

▼松前町＝松城

▼七飯町＝大中山

▼八雲町＝八雲

▼厚沢部町＝厚沢部

▼奥尻町＝奥尻

▼旭川市＝忠和

▼士別市＝糸魚

▼東神楽町＝東神楽

▼礼文町＝船泊

▼幌延町＝幌延

▼帯広市＝栄、広陽、豊成

▼音更町＝東士幌、下士幌

▼上士幌町＝上士幌

▼更別村＝更別

▼幕別町＝札内南

▼池田町＝池田

▼釧路市＝愛国

(国 2022-03-30付)