体力・運動能力調査結果　各管内の状況　第１１回　オホーツク　運動プログラムを活用

（国 2022-03-31付）

体力合計点の全国との差とその推移（クリックすると拡大されます）

分析　小学校

【８０校、児童数２０６４人】

▼実技

　体力合計点は前年度と比較して男女ともに高くなっているが、全国と比較して男子が０・１３ポイント高いが女子が０・５９ポイント低く、課題である。

　種目別で全国を上回ったのは、男子が４種目、女子が３種目である。

▼質問紙

　「これまでの調査を踏まえて授業等の工夫改善を行った」と回答した学校の割合は、全国と比較して３３ポイント高いが「体育の授業で、自分の動きの質が向上していることをよく実感する」と回答した児童の割合は、全国と比較して男子が０・６ポイント、女子が２・１ポイント低く課題である。

分析　中学校

【４９校、生徒数１９０４人】

▼実技

　体力合計点は前年度と比較して男女ともに高くなっているが、全国と比較して男子が０・９８ポイント、女子が２・１０ポイント低く課題である。

　種目別で全国を上回ったのは男子が１種目である。

▼質問紙

　「これまでの調査を踏まえて授業等の工夫改善を行った」と回答した学校の割合は、全国と比較して２１・６ポイント高いが「保健体育の授業で、自分の動きの質が向上していることをよく実感する」と回答した生徒の割合は、全国と比較して男子が１・５ポイント、女子が３・７ポイント低く課題である。

改善点

▼検証改善サイクルに基づいた体育・保健体育の授業改善

　新体力テスト等の各種調査結果の分析を踏まえ、体育・保健体育の授業改善に組織的に取り組むとともに、各学校における検証改善サイクルの充実に向け、体力・運動能力の向上に成果の見られた取組についての好事例等を管内で共有する。

▼体育・保健体育授業以外の学校の創意工夫による取組の充実

　特別活動の体育的行事や授業間の休憩時間を活用した外遊びなど、体育・保健体育の授業以外における体力向上に向けた取組や１校１実践の取組の充実を図ることによって、運動機会の拡充および児童生徒の実態に応じた体力向上策を進める。

▼家庭や地域と連携を図った取組の充実

　各種調査結果や、どさん子元気アップチャレンジの取組およびオホーツク運動プログラムの活用等について共有するなど、家庭や地域等と連携しながら、児童生徒の生活スタイルを踏まえた運動機会を確保することで、日常的な運動習慣の形成を図る。

(国 2022-03-31付)