道教委　教育課程編成の手引公開　端末活用し授業改善を　小・中学校　２７教科等で

（道・道教委 2022-04-05付）

　道教委は、４年度小・中学校教育課程編成の手引を作成して義務教育課ホームページに公開した。２７教科等における１人１台端末を効果的に活用した授業改善のポイントや具体的な活用例を記載。各学校で活用するよう呼びかけている。

　手引は、学習指導要領の趣旨等を踏まえ各学校における教育課程の適切な編成・実施・評価・改善を図るために作成しているもの。今回、１人１台端末の効果的な活用による「個別最適な学び」「協働的な学び」の実現に向け、学校で取り組むべき具体的内容を示した。

　「総則」「各教科等」「Ｔｏｐｉｃｓ」の３編で構成し、総則編では２０２０年代を通じて実現を目指す「令和の日本型学校教育」の姿や学校教育の情報化などを分かりやすく解説している。

　各教科等編では、小学校１４教科等、中学校１３教科等の各単元で端末を活用する具体的な場面や方法を例示した。このうち中学校の英語では、再生機能を使用した音読練習やオンライン学習ツールによる単語カードの作成、オンライン会議システムを活用したネイティブとのコミュニケーションなどを取り上げている。

　Ｔｏｐｉｃｓ編では、文部科学省のＳｔｕＤＸ　Ｓｔｙｌｅや道教委のＩＣＴ活用ポータルサイトなどＩＣＴ活用の際の参考資料を掲載しているホームページのほか、幼小連携・接続の推進、ＥＳＤ、人権教育、デジタル教科書の学習方法の例を紹介している。

(道・道教委 2022-04-05付)