体力・運動能力調査結果　各管内の状況　第１２回　十勝　

（道・道教委 2022-04-05付）

体力合計点の全国との差とその推移（クリックすると拡大表示されます）

◆分析　小学校

【８６校、児童数２７１７人】

▼実技

　各学校において、これまでの調査結果を踏まえて授業等の工夫改善を行うとともに、体力の授業で努力を要する児童にこつやポイントを重点的に教えるなどの手立てを講じたことによって「筋力」「敏捷性」「跳躍力」などにかかる４種目において男女共に全国平均を上回ったと考える。

▼質問紙

　各学校において、授業以外で全ての児童の体力・運動能力の向上に関わる取組を行ったことで「授業以外で運動やスポーツを合計４２０分以上行っている」と回答する児童の割合が全国平均を上回ったと考える。

◆分析　中学校

【４８校、生徒数２６６０人】

▼実技

　各学校において、これまでの調査結果を踏まえて授業等の工夫改善を行うとともに、保健体育の授業で努力を要する生徒にこつやポイントを重点的に教えるなどの手立てを講じたことによって「筋力」「筋持久力」にかかる２種目において男女共に全国平均を上回り「持久力」にかかる２種目において男子の数値が全国平均を上回ったと考える。

▼質問紙

　これまでの調査結果を踏まえて授業等の工夫改善を行うとともに、運動・スポーツが苦手（嫌い）な傾向がある生徒向けの取組、または性別に応じた取組を行ったことによって「運動やスポーツをすることが好き」と回答する生徒と「保健体育の授業が楽しい」と回答する生徒の割合が全国平均を上回ったと考える。

◆改善点

▼体力向上にかかる組織的な検証改善サイクルの確立

　各種会議等において、検証改善サイクルの取組に関わる好事例を普及。

　組織力向上等に関するアンケートの最終評価の結果を踏まえた改善策の共有。

▼児童生徒が生涯を通して豊かなスポーツライフを実現するための授業改善の推進

　小学校体育専科教員および中学校授業実践スペシャリストを講師とした研修機会の充実。

　体育科・保健体育科の授業における課題設定および課題解決に向けた適切な学習活動の位置づけなどに重点を置いた授業改善の方策の共有。

▼体力向上マネジメントの視点に立った、運動習慣の形成のための環境整備

　教育局が作成した『サーキットトレーニング実践事例集』などを活用した児童生徒の日常的な運動機会の創出のための取組の充実。

(道・道教委 2022-04-05付)