オールオホーツクで学力向上を！　分析ツール活用など　取組内容で新たに３視点

（市町村 2022-04-06付）

　【網走発】オホーツク教育局、オホーツク管内教育委員会協議会教育長部会、オホーツク管内校長会の３者は、管内学力向上支援事業「オールオホーツクで学力向上を！」の実施要項を改正した。ロードマップに記載する具体的取組内容の視点として、教育局が北見工業大学と共同で作成した「ほっかいどうチャレンジテスト分析・活用ツール」の活用など３点を新たに設定。各学校の検証改善サイクルの充実を図る。

　事業は、全国学力・学習状況調査結果が全国平均を下回る状況を受け、管内全ての小・中・義務教育学校が主体的に授業改善を図ることを目的に、３者で平成２８年度から実施している。

　「重点化を図った組織的・計画的な授業改善」「ほっかいどうチャレンジテストの効果的な活用」の２点が柱。

　各学校は、具体的取組内容や目標指標をロードマップに記入し、その内容に基づいて授業改善を推進している。

　教育局は、学校教育指導で進ちょく状況や改善の方向性などについて協議。また、組織力強化会議などの各種研修会とも連動し、各学校でロードマップを活用した組織的な取組や検証改善サイクルの充実が図られるよう支援している。

　３月上旬に開催した検証協議会の中で、「客観的な分析を活用した取組の継続・充実」「１人１台端末を効果的に活用した授業改善の推進」「校種間の学びの連続性を踏まえた検証改善サイクルの確立」の重要性を３者で確認。

　それを踏まえ、ロードマップの具体的取組内容に記載する視点を整理。「ほっかいどうチャレンジテスト分析・活用ツールの活用」「１人１台端末を効果的に活用した授業改善」「中学校区での取組」の３点を新たに位置付けた。

　３者は、各学校におけるロードマップを活用した検証改善サイクルの確立、授業改善を推進し、児童生徒の学力向上につなげていく方針だ。

(市町村 2022-04-06付)