文科省 5月児童生徒等コロナ感染 9.5万人 3ヵ月連続減 高校の校内感染 部活動56%(国 2022-06-22付)
文部科学省は、学校関係者における新型コロナウイルスの感染状況(5月31日時点)を公表した。5月の幼児児童生徒の感染者数は前月と比べ3万9660人減の9万5227人となり3ヵ月連続で減少。第6期(4年1~5月)の校内感染に占める部活動での感染割合は中学が36%、高校が56%と前月と比べてやや上昇した。
2年6月1日~4年5月30日までの幼児児童生徒の累計感染者数は86万6775人。教職員は5万4985人。
月別では2月の24万9655人をピークに減少が続いている。5月は計9万5227人で、内訳は幼稚園が2695人、小学校が5万2881人、中学校が1万9188人、高校が1万9626人、特別支援学校が837人となっている。
同一校で感染者が5人以上確認された5月の事例は、前月比5354件減の3436件発生。内訳は小学校2019件、中学校762件、高校615件、特別支援学校40件だった。
第6期(4年1~5月)における児童生徒等の感染経路の割合は全校種を通じて「感染経路不明」が最も高く、つぎに家庭内感染が高い。校内感染の割合は高校が20%、幼稚園の16%、特別支援学校の7%、中学校の6%、小学校の4%と続いた。
校内感染の経路の詳細をみると、同一学級での感染は小学校が78%と最も高かった。一方、部活動での感染は高校が前月と比べ2ポイント増の56%、中学校が4ポイント増の36%と上昇傾向にある。
(国 2022-06-22付)
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