３年度児童生徒災害共済給付調査　全校種増の７１２３件　小が授業中、中高課外指導中最多

（札幌市 2022-06-23付）

３年度における災害の場合別発生状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、３年度児童生徒における災害共済給付に関する調査結果をまとめた。災害（負傷・疾病・障害・死亡）の発生件数は、前年度から全校種で増加。小学校が３５３４件、中学校が３０６９件、高校が５２０件だった。場合別発生状況では、小学校は授業中、中学校と高校は課外指導中が最も多かった。

　市立学校では、日本スポーツ振興センターの「災害共済給付制度」に全児童生徒が加入。登校から下校までを広い意味での「学校管理下」として捉え、この間に発生した災害について、医療費の自己負担額や見舞金等を給付している。

　３年度の給付額は、小学校が２３１０万円、中学校が６７８１万円、高校が６０２９万円。発生件数は、小学校が３５３４件、中学校が３０６９件、高校が５２０件となっている。

　発生件数は、前年度から全校種で増加。小学校が１９９件、中学校が１９３件、高校が１７件の増となった。

　各校種の場合別発生状況をみると、小学校は授業中が１２８９件で最も多かった。次いで、休憩・昼休みが１２３５件、登下校中が４５４件となった。課外指導中の発生はなかった。

　中学校と高校は、課外指導中が最多で、それぞれ１３７３件、２８０件となった。

　中学校は、授業中が１２１４件、休憩・昼休みが１８８件と続いた。

　高校は、授業中が１４１件、学校行事が４０件、登下校中が３７件となっている。

(札幌市 2022-06-23付)