職能向上へ活発に議論　留萌管内小中教頭会が研究協

（関係団体 2022-06-29付）

３２人が参加し意見を交わした

　【留萌発】留萌管内小中学校教頭会（滝本都子会長）は１７日、苫前町公民館で研究協議会を開いた。３２人が参加。講話や基調報告、研究提言、研究協議を通して教頭としての職能の向上を図った。

　管内学校教育推進事項の重点を踏まえ、当面する教育課題や学校経営上の諸問題について研究協議し、教頭の職能向上を図るとともに、管内教育の振興に寄与することがねらい。

　開会式では滝本会長があいさつ。コロナ下における新たな学びを構築するため、研究協議会が貴重な研修の場であることを強調。研究のまとめの年であることに触れ「教頭の指導性の在り方について活発に協議し、各校での実践につなげてほしい」と呼びかけた。

　苫前町教委の開発法起教育長が祝辞。教頭の多忙感に言及し、働き方改革に率先して取り組むほか、協議会で得たものを学校に持ち帰るよう求めた。

　道教委教職員局福利課の米永弘美指導主任保健師が「生活習慣病を予防しましょう！～高血圧と脳卒中を中心に」と題して講話。生活習慣病の概要を説明したほか、食塩を多く含む食品や料理の例を紹介した。

　また血圧を上げないために「１日３食を心がけ、間食は控える」「魚を積極的に摂取する」などを求めたほか、脳卒中の５大症状として「ろれつが回らない」「経験したことのない激しい頭痛がする」などを挙げた。

　このあと、留萌市立港南中学校の吉田久教頭が基調報告したほか、小平町立小平中学校の平田佳子教頭と苫前町立古丹別小学校の明石貴宣教頭がそれぞれ研究提言。研究協議では「取組に対する評価の仕方（数値化）」「改善に向けた新たな方策の設定」を柱に意見を交わした。

(関係団体 2022-06-29付)