パラスポーツ振興へ　道が相談窓口開設

（道・道教委 2022-07-07付）

　道は、パラスポーツを始めたい人、応援したい人などからの相談を受け、助言やパラスポーツ団体の紹介などを行う「パラスポーツコーディネーター」による相談窓口を１日から開設した。

　道内におけるパラスポーツは、どこで誰が何をやっているかなどの情報が少なく、指導者やボランティアも不足していることなどから、誰もが身近な地域でスポーツに親しむことができる環境の構築を目指すもの。

　パラスポーツコーディネーターは、道内各地域で活動するパラスポーツ団体の状況を把握し、情報発信に取り組むとともに、パラスポーツ団体やスポーツ医、トレーナーなど多様な主体と連携して、必要なコーディネートを行う。

　現在は、せたな町出身で、ブラインドサッカーなど様々な競技に関わり活躍している萩原圭太氏が担当。「パラスポーツを始めたい」「パラスポーツを応援したい」などの相談を受け、パラスポーツ団体と連携しながら相談者への助言や団体の紹介などの支援を行う。

　相談方法はメール、電話、FAXで平日午前８時４５分から午後５時３０分まで受け付ける。電話０１１（２０６）６０２３、FAX（２３２）１０９８。メールはkansei.sports@pref.hokkaido.lg.jp。

　今後は、道が実施する体験会などに相談ブースを設置するなど、様々な機会を利用してコーディネーターによる相談窓口をPRしていく。

　第１弾として、９日に旭川市で開催する「パラアスリート発掘プロジェクト・パラスポーツ体験会&セミナー」（道事業）に移動窓口を設置する。

　道では「障がいのある方々がスポーツに触れる機会や支援の輪を広げていきたい」と、積極的な活用を期待している。

(道・道教委 2022-07-07付)