野幌高 4年度働き方改革実施計画 校舎解施錠を割り振り 分担見直し業務平準化図る(道・道教委 2022-07-08付)
道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた野幌高校(壽淺章洋校長)は、4年度実施計画をまとめた。本年度は、教員一人ひとりがワーク・ライフ・バランスを意識しながら、効果的で質の高い教育活動を持続的に実施できる学校を推進。教頭への支援として、校舎の解施錠の役割を他の教職員にも割り振り、役割分担の見直しによる業務の平準化を図る。
実施計画の概要はつぎのとおり。
◆目指す学校の姿
▼目標
教員一人ひとりがワーク・ライフ・バランスを意識しながら、効果的で質の高い教育活動を持続的に実施できる学校。教員が自己の働き方について研鑚し、本来業務である生徒との関わりが十分にできる環境づくりと誇りとやりがいを持って働くことができる学校。
◆推進校の必須取組
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽職員会議の効率化
部長主任会議において、職員会議に向けて議題の精選を行う。
▽アンケート実施の工夫
生徒、保護者、教職員向けアンケートは全てグーグルフォームで実施する。
▽いじめ問題や不登校生徒への対応、指導の工夫
外部人材を含めた教育活動支援委員会で組織的に対応する。
▼到達目標
▽手引に掲げる取組について、部長主任会議で検討し、5点以上に着手する
【出退勤管理システムによる時間外在校等時間のデータをもとに、分析・可視化し、ワーク・ライフ・バランスに係る職員の意識向上を図る】
▼具体的な取組
▽出退勤管理システムのデータを職員へフィードバックするとともに、超過勤務を長時間行っている職員の状況について聞き取りを行うなど、原因分析を行う
▽四半期ごとに報告を受ける本校のデータをもとにして、職員の意識向上を図る研修を行う
▼到達目標
▽四半期ごとのデータをフィードバックするとともに、職員の意識向上を図る研修を実施する
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組含む)】
▼具体的な取組
▽外部人材の活用
教科指導の中で出前授業等、積極的に外部人材を活用する。
▽地域の施設・人材の活用
総合的な探究の時間において、出前授業や訪問学習を行い、課題解決力や表現力等を身に付けさせる活動を行う。
▼到達目標
▽外部の人材を活用した授業を10回実施
◆推進校の選択取組
【教頭への支援】
▼具体的な取組
▽校長、各分掌との役割分担の見直しによる業務の平準化
▽校舎の解施錠の役割の検討
▽グーグルクラスルームの活用による職員間の連絡や情報共有の円滑化
▼到達目標
▽教頭の超過勤務時間を前年度より20%以上縮減する
【学校の組織運営に関する見直し】
▼具体的な取組
▽学校に設置されている委員会等について、整理・統合や構成員の統一を行い業務の適正化を図る
▽複数担当による業務の平準化を図る
▼到達目標
▽現在設置されている委員会について、来年度以降の方向性を示す
【学校規模に応じた部活動数の適正化】
▼具体的な取組
▽学校規模や教員の配置状況等を踏まえた部活動数の見直し
▽生徒会と連携を図りながら、適正化を図る
▼到達目標
▽本年度中に次年度以降の方向性を示す
(道・道教委 2022-07-08付)
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