道教委　英語教育の授業改善　新セミナー　９月開催へ　計３回予定　オンライン公開も

（道・道教委 2022-08-02付）

　道教委は本年度、英語担当教員を対象とする新研修「Ｅ―Ｌｉｎｅセミナー」を新たに開催する。９月１６日の第１回を皮切りに計３回オンラインで開催し、指導と評価の一体化、１人１台端末やデジタル教科書を活用した授業改善への理解を深める。初回は文部科学省関係者による講義や部会協議などを実施し、希望する教員や市町村教委指導主事もオンラインで視聴可能とする。

　道教委の４年度英語教育改善プランでは、本道の児童生徒の英語力向上に向けた課題や今後の方策を明記。授業の半分以上を英語で実施している学校の割合を１００％とするなどの目標を示している。

　同プランの一環として実施するＥ―Ｌｉｎｅセミナーは、校種間連携を踏まえた言語活動の充実、指導と評価の一体化の実現による授業改善、１人１台端末の効果的な活用への理解を深めるため開催するもの。第１回を９月１６日、第２回を１２月１６日、第３回を５年２月１０日に開催する予定。

　参加対象は①管内の中核となる小・中学校の英語担当教員（各管内からそれぞれ１人程度）②小学校外国語専科教員③各教育局の指導主事や道立教育研究所の主事―など。

　第１回の研修会は小学校外国語専科教員研修会を兼ねて開催。全体会では文科省国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部学力調査官・教育課程調査官を務める清水友晶氏が英語教育の充実に向けた授業改善について講義する。

　講義後、デジタル教科書を活用した授業改善に関する説明を行うほか、中核教員部会・専科教員部会に分かれ説明・講義を実施。中核教員部会では清水氏、専科教員部会では道教育大学の萬谷隆一教授がそれぞれ講師を担当する。

(道・道教委 2022-08-02付)