道特支副校長・教頭会が夏季研　効果的学校運営へ研鑚　会員相互のつながり深め

（関係団体 2022-08-09付）

感染拡大防止策を徹底し参集型で開催した

　道特別支援学校副校長・教頭会（岩佐延寿会長）は５日、ニューオータニイン札幌で夏季研究協議会を開いた。全道から会員９８人が参加。学校運営の充実・改善に向けた副校長・教頭の役割について研鑚を深めた。

　新型コロナウイルスの感染が急増している中ではあるが、会員の半数以上が一度も参集型の研修を体験していない実態を踏まえ、校務等による数人のみオンラインとし参集型で開催した。

　大会主題は「特別支援学校における学校運営の充実・改善に向けた副校長および教頭の役割について～アフターコロナにおける効果的な学校運営と副校長・教頭の役割」。

　初めに岩佐会長があいさつ。「２年度からオンラインで総会、研究協議会を開催し、校長が思い描く学校経営の具現化に向け課題解決に努めてきたが、会員相互のつながりに必要な時間は十分ではなかった」と振り返り「本年度は“つながる”“広げる”“深める”をキーワードにチーム力で学校課題の解決に当たることを重点としている。会員の相互のつながりも深められればと思う」などと述べた。

　続いて、来賓の伊藤友紀教育指導監と今井章文特別支援教育センター所長があいさつ。伊藤教育指導監は「教員の資質向上は大きな課題であり、特に学び合うことが大切。今後、より一層つながりを強めることを期待する」、今井所長は「副校長・教頭は、校長の経営方針のもと、企画・立案・調整を行う立場。組織づくりには対話が重要であり、対話を通し諸課題の改善につなげてほしい」などと求めた。

　このあと伊藤教育指導監が「副校長・教頭に期待すること」、今井所長が「学校経営ビジョンの実現に向けた活力ある組織づくり・組織を活性化させるための具体的方策」と題し講話。

　道教委の行政説明のあと、道特別支援学校長会の須見千慶副会長が「副校長・教頭の働き方改革、人材育成」と題し講話。

　さらに「コロナ禍からの脱却・副産物の共有について」「ＩＣＴ教育の現状と課題、ＳＤＧｓの実現に向けて」をテーマに障がい種別にグループ協議を行った。

(関係団体 2022-08-09付)