ものづくりコン道地区測量部門　函工高が最優秀賞に　２年連続で全国の切符獲得

（学校 2022-08-16付）

　【函館発】道工業高校長会・道高校工業クラブ連盟は４日から２日間、函館工業高校で第２２回高校生ものづくりコンテスト道ブロック大会の測量部門競技を開催した。道内工業高校７校から生徒約３０人が出場し、日ごろ培った技能や技術を競い合った。審査の結果、函館工業高が最優秀賞に輝き、２年連続で全国大会への切符をつかんだ。

　競技内容は閉合トラバース測量とその計算。専用の機械でグラウンドに描かれた五角形の各測点の距離や角度を３人で協力して測る外業と、測量データの分析や計算を行う内業がある。

　初日は開会式や抽選会、事前打ち合わせ、公式練習などを実施。競技は２日目に行われ、生徒たちは日ごろの学習成果を生かしながら、技術・技能を競った。

　審査の結果、外業が１８分以内で２５０点満点、内業が６０点満点中５０点の好成績を収めた函館工業高が閉合誤差、トラバース計算を含めた合計点５８０点を得て最優秀賞を受賞。１１月に新潟県で開かれる全国大会への出場を決めた。

　出場選手は環境土木科３年生の髙井結奈さんと木村新之助さん、川内慶仁さん。受賞の喜びについて３人は「ベストが出せず、最優秀賞は諦めていたので驚いた」と振り返った。２年連続出場する全国大会に向けて「昨年は２位だったので、ことしは全国制覇を目指したい」と意気込みをみせた。

　道ブロック大会の審査結果はつぎのとおり。

▽最優秀賞＝函館工業

▽優秀賞＝北見工業

▽優良賞＝苫小牧工業、室蘭工業、釧路工業

(学校 2022-08-16付)