帯広豊成小の河川学習に　積極的な導入誓う　岸梅校長　建設企業が大型マップ寄贈

（学校 2022-08-17付）

左から伊豆倉常務、米沢市長、岸梅校長

　【帯広発】帯広市立豊成小学校（岸梅哲郎校長）は９日、帯広市内の建設企業（株）伊豆倉組から河川学習用大型マップの寄贈を受けた。市役所で開かれた寄付受納式では、同社の伊豆倉米郎常務が米沢則寿市長に目録を手交。出席した岸梅校長は学校教育への積極的な導入を誓った。

　同校は、近くを流れる機関庫の川を活用した河川学習に取り組んでいる。河川工事など公共事業を担う同社は学習に役立ててもらおうと、河川を模したレリーフマップの寄贈を決めた。

　マップはＡ０サイズ用紙３×３枚分の大きさで、水の流れなどが目で見て分かりやすいもの。

　９日に開かれた寄付受納式では、伊豆倉常務が米沢市長に目録を手渡し、米沢市長が教育振興への貢献に対して感謝状を贈った。

　伊豆倉常務は「水の流れなど、マップで全体を見ることによってどういう地域なのか学び、理解してもらえれば」と期待を寄せた。

　岸梅校長は「川がどこに流れていくのか、災害時に自分たちが何をしなければならないのかなど、広い視野で考えることができる機会をつくっていただきありがたい。日ごろの学校教育に積極的に取り入れていきたい」と話した。

(学校 2022-08-17付)