中標津農高生産技術科１年　建設業の最前線を体感　ＩＣＴ農業土木技術報告会に参加

（学校 2022-08-23付）

上田組職員の指導のもと自動運転トラクターを操縦

　【釧路発】中標津農業高校（渡辺晃史校長）の生産技術科１年生は８月上旬、標津町内の建設業、（株）上田組が行ったＩＣＴ農業土木技術報告会に参加した。ＩＣＴを活用した工事施工について説明を受けたほか、自動運転ロボットトラクターへの試乗を通して、最新技術を駆使した建設業について学びを深めた。

　上田組では、働き方改革推進と生産性向上に向けて、積極的に最新技術を導入。地域酪農業の発展に向けて、最新技術を情報共有するために前年度から報告会を行っている。

　この日、生産技術科の１年生８人が参加。標津町内の川北ふれあいセンターで「ほ場管理ツール・レポサク」「ドローンによる遠隔臨場」「作業ルートの生成および自動運転をするロボットトラクター・クボタアグリＭＲ１０００」の概要や活用事例などについて説明を受けた。

　このあと「草地整備川北ほか２地区４１工区」の現場に移動。自動運転ロボットトラクターに試乗するなど、最新技術を駆使した未来型農業土木に触れた。

　同校の加瀬利憲教諭は報告会について「コロナ禍でもこういった生の現場を見る機会をいただけてうれしい」と述べた。また、生徒たちが酪農を支える多様な形を学ぶことで「進路選択の一つとして役立ててくれれば」と期待を寄せた。

(学校 2022-08-23付)