建設業の魅力など体感　雄武小と沢木小　現場見学会で

（学校 2022-09-01付）

バックホーの操作を体験

　【網走発】雄武町立雄武小学校（沼田泰彦校長）と沢木小学校（與板博志校長）の児童３３人は８月２６日、町内の元稲府漁港で㈱西村組（西村幸浩社長）が開いた工事現場見学会に参加した。ＡＲ（拡張現実）を使った工事現場見学、バックホーなどの試乗体験、ドローンの操縦体験を通して、建設業の魅力や迫力を体感した。

　湧別町内の建設企業である西村組が児童に建設業の役割や魅力などを伝え、未来を担う人材の育成につなげようと開いたもの。会場は、同社が施工している網走開発建設部発注の元稲府漁港マイナス３・５㍍岸壁改良その他工事現場。

　雄武小の４年生２４人、教員４人が総合的な学習の時間、沢木小の３・４年生９人、教員２人が社会科の授業として参加し、西村組の役職員１８人が対応した。

　マスク着用や消毒など感染症対策を徹底しながら①映像で見る②作業を見る③機械に触れる④ドローン体験―を実施した。

　①では、同社の堀一久工事課主任と網走開建紋別港湾事務所の丸山修治工務課長が港の役割や元稲府漁港の特色、工事の目的と概要などを映像を交えながら説明した。

　続いて、児童、教員は３班に分かれ活動。

　②では、工事概要の説明のあと、タブレット端末上に現実世界と仮想世界の映像を重ね合わせるＡＲ技術を使い、船揚場から起重機船が係船している状況などを確認した。

　③では、バックホーとコンバインドローラーに試乗。社員の補助を受けながら、実際にショベルの操作などを体験し「面白かった」などと歓声を上げた。

　④では、スマートフォンやタブレット端末に接続したコントローラーでドローンを操縦し、上空からの映像を確認。

　これらの活動を通し、建設業の魅力や迫力を体感した。

(学校 2022-09-01付)