千歳リハ大と苫小牧東病院　包括連携協定を締結　地域医療の充実と質向上目指し

（学校 2022-08-08付）

森学長（右）と橋本院長

　北海道千歳リハビリテーション大学（森満学長）と苫小牧市内の苫小牧東病院（橋本洋一院長）は７月上旬、地域医療活動の一層の充実と質の向上を促進するため包括連携協定を結んだ。同院で執り行われた締結式では、森学長、橋本院長が協定書に署名し地域医療の発展に向けて連携・協力していくことを確認した。

　リハビリテーションに特化した単科大学として平成２９年に開学した同大は、先進的カリキュラムで４年間を通じて学ぶ「障がい予防リハビリテーション」と健康増進事業等の展開による「地域貢献」が特色。前身の北海道千歳リハビリテーション学院時代から多くの理学療法士、作業療法士を臨床現場に輩出している。

　一方、内科・リハビリテーション・緩和ケア病院として地域医療を支えている同院は、専門学校時代から臨床実習生の受け入れや就職など、療法士を目指す学生の心強いサポーターとなってきた。

　今回、包括連携協定を締結したことにより、地域におけるリハビリテーション医療の向上と健康増進を図るとともに、学生への教育機会の提供や両者が有する治療機器、臨床データを通してリハビリテーション分野の共同研究に取り組むことになる。

　締結式を終え、森学長は「健康増進と障がい予防を含めたあらゆる知識を本協定に生かし、共同研究を進め、さらなる地域医療の発展に貢献したい」と話した。

(学校 2022-08-08付)