札幌市教委　運動部活動推進事業　中学校５校を対象に　休日指導　週１日以上実施

（札幌市 2022-08-18付）

　札幌市教委は、中学校を対象にしたスポーツ庁のモデル事業「地域運動部活動推進事業」の対象校・対象部活動を決定した。本年度はサッカー部が２校、ソフトテニス、陸上、卓球が１校ずつで実施する予定。委託事業者から派遣される指導者が、土曜・日曜・祝日等の部活動指導を週１日以上担当する。活動実施期間は９月から来年２月を想定している。

　スポーツ庁は、休日の運動部活動の地域移行に向け、５年度から３年間を集中期間に設定。都道府県や市町村における推進計画の策定、学習指導要領における部活動の規定の見直しなどを進めていく方針としている。

　これに伴い、前年度からスポーツ庁によるモデル事業「地域運動部活動推進事業」が開始。

　各自治体においては、専門的な指導を行う人材の確保や部活動の運営管理等を民間事業者に委託する等の実践研究を進めている。

　委託を受けた自治体は、休日部活動の段階的な地域移行や合理的で効率的な部活動の在り方について検討し、生徒にとって望ましい持続可能な部活動と学校の働き方改革の実現を目指す。

　市は前年度、同事業の指定を受け、市立中学校５校をモデル校に指定。バスケットボール・バドミントン・バレーボール・卓球・陸上の休日指導を一校につき１部活動で実施した。

　本年度は、屯田中央、柏丘、羊丘、西岡北、手稲西の市立中学校５校をモデル校に指定。サッカー部２校、ソフトテニス、陸上、卓球は１校ずつで休日指導を行う。休日指導を受ける生徒は、最大で１１０人の予定となっている。

　今後は、実施校での保護者説明会を開催。早ければ９月から各校での指導を開始する。

　本年度のモデル校と実施部活動はつぎのとおり。

▽屯田中央＝サッカー

▽柏丘＝ソフトテニス

▽羊丘＝卓球

▽西岡北＝サッカー

▽手稲西＝陸上

(札幌市 2022-08-18付)