道小　初のハイブリッド形式で大会　入りやすい校長室に　全連小・大字会長講話など

（関係団体 2022-09-13付）

約５５０人が参加した

　【旭川発】道小学校長会（紺野高裕会長）は９日、旭川トーヨーホテルで第６５回道小教育研究旭川大会を開いた。オンラインを活用した初のハイブリッド開催で、約５５０人が参加。大会主題「自ら未来を拓き　ともに生きる豊かな社会を創る日本人の育成を目指す小学校教育の推進」のもと、学校経営上の課題解決に向けて研鑚を積んだ。

　開会あいさつで紺野会長は初めての形式での開催経緯に触れたほか「旭川大会が新たな起点となる北海道教育の充実・発展に資することを信じている。各分科会の課題を究明することを通して研究内容が全道各学校に還流され、学校経営に反映されていくことを願っている」と述べた。

　続いて全国連合小学校長会の大字弘一郎会長が当面の諸課題について講話。大字会長は「校長として大切にしていること」として自身の実践を紹介した。

　管理職としての基本姿勢に関しては「教職員の家族の顔を想像することが大切。そうすると選ぶ言葉が変わってくる」と強調した。

　危機管理にはスピード感が求められることから、一報の壁を低くすることの重要性を示し、そのために「校長室の扉は全開でノック不要にするなど、入りやすい空間にしていくことも大切」と訴えた。

　最後に「これからも、共に子どもたちの成長のために力を尽くしていきたい。皆さんも健康第一で素晴らしい学校経営を」と呼びかけた。

　講話後、ズームのブレイクアウトルームを活用した初めての方式で１１分科会を実施した。このうち第１分科会「創意と活力に満ちた学校経営ビジョンの策定と校長の在り方」では、札幌市立北の沢小学校の齊藤八起校長が多様性を認め合い、豊かな心を育む学校経営と校長の役割を発表。究明の方策について活発に意見を交わした。

この記事の他の写真

ブレイクアウトルームを活用して分科会を行った

(関係団体 2022-09-13付)