道小 旭川で第３回理事研修会　広い視野で学校経営を　道教委・中澤局長が講義

（関係団体 2022-09-15付）

ＩＣＴ活用と危機管理について講義した

　【旭川発】道小学校長会（紺野高裕会長）は８日、旭川トーヨーホテルで第３回理事研修会を開いた。道教委の中澤美明学校教育局指導担当局長兼新型コロナウイルス感染症対策担当局長が「“令和の日本型学校教育”の構築に向けて～ＩＣＴの活用と危機管理について」と題し講義。ＩＣＴの円滑な導入や活用の一層の充実、危機管理のポイントなどについて解説した。

　開会式で紺野会長は９日の第６５回道小学校長会教育研究旭川大会について「３年ぶりの分科会の実施となり、オンラインを駆使した初めての開催方法。実り多い大会となるよう総力を結集したい」と意気込みを述べた。

　続いて中澤学校教育局指導担当局長兼新型コロナウイルス感染症対策担当局長がオンラインで講義。ＩＣＴの円滑な導入に向けて「教員が業務で活用していることを授業で生かす」「操作は子どもからも学び、過度な規制はしない」「“つながる”をキーワードとする」などを挙げたほか「拡大する」「整理する」などの活用例を示した。

　ＩＣＴ活用の一層の充実に向けては「求められているのは自立した学習者の育成」とし「子どもが自分で使いこなす力が大切」と伝えた。

　危機管理のポイントとして「安全・安心な学びや」「危機の予測・回避、早期対応、早期回復、再発防止」「組織体制の確立と組織的な対応」などを紹介した。

　最後に、学校経営のデザインについて「広い視野から整理し、全体像を見ながら一つ一つの活動をしてもらえたら」、リーダーシップについて「任せっきりではなく、フォロー・フォローアップを大事にしていただきたい」と呼びかけた。

(関係団体 2022-09-15付)