道教委　教育課程改善協議会　ＩＣＴ活用など理解深め　計１１００人が参加予定

（道・道教委 2022-09-20付）

　道教委は８日、本年度第１回道小・中学校教育課程改善協議会をオンラインで開催した。初日は３教科の部会に約１８０人が参加。説明・協議を通して授業改善やＩＣＴの効果的な活用について理解を深めた。１０月にかけて計６日間開催し、約１１００人の教員が参加する見通し。

　協議会は、本道の小・中学校における教育課程の編成・実施や学習指導上の課題などに関する説明・協議を通して具体的な課題解決の方策を明らかにし、社会に開かれた教育課程の実現に向けた教育課程の改善に資することがねらい。

　９月８、９、２０、２１日、１０月５、６日の計６日間開催。公立小・中・義務教育学校、特別支援学校小学部・中学部の教員ら約１１００人が参加する見通し。オンライン開催によって前年度と比べ約２５０人増と参加予定者が大きく増加している。

　初日は国語（小学校）、体育、保健体育（小・中学校）、理科（小学校）の３部会に約１８０人が参加した。

　このうち国語部会では、上川教育局教育支援課の望月俊綱主査が授業における課題と改善策について説明。指導と評価の一体化を踏まえた授業づくりの手順や評価の具体を示した。

　また、事前に視聴した動画教材をもとに、ＩＣＴを活用した効果的な事例や単元計画の作成の在り方などを協議、交流を深めた。

　参加者からは「単元の終わりの子どもの姿を意識する大切さをあらためて実感した。今後は単元全体を見通してバランスよく資質・能力を育んでいきたい」「ＩＣＴを使うことが目的ではないことを念頭に置き、より広く、深く学ぶために必要な最善の手段の一つとして今までよりも活用を図っていきたい」などの感想が寄せられた。

(道・道教委 2022-09-20付)