道立学校長人事推進会議開く　人材育成や地域連携を　５年度管理職人事へ作業開始

（道・道教委 2022-09-16付）

　道教委は１２日、道庁別館で本年度１回目の道立学校長人事推進会議を開き、公立高校長・道立特別支援学校長に係る人事異動の考え方（案）について審議した。若手職員の積極的な登用や地域連携を重視した管理職登用の推進などを協議。今後、会議の意見をもとに人事異動の考え方を策定し、９月中に各学校に通知するよう準備を進める。

　同会議は、学校改革の推進に向けて大局的観点に基づく客観的人事配置を進めるため３年９月に設置。この日は慣例にとらわれない適材適所の人事配置を行うことや、多様な観点に基づく人事配置を進めることなどを確認した。

　また、マネジメントスキルや課題解決能力のほか、教頭候補者の人材育成など校長としての資質・能力を有する若手職員の積極的な登用や地域と密接な連携を図ることのできる管理職登用の推進、高校・特別支援学校間の異動に努めることなどを審議。委員からは「課題解決が必要な学校にマネジメントに優れた人材を配置するには高校の学科間や特別支援学校の障がい種別間を越えた配置も検討すべき」「教頭確保の取組に一定の成果が出ている管内もあるが、そうでない管内では一層の確保へ継続して働きかける必要がある」「定年引き上げに伴う管理職の人事への影響について今後の条例改正の動きも見据えしっかりと考え方を整理し、適切に説明する必要がある」といった意見が出た。

　次回会議は１１月下旬に開催し、校長採用登録者名簿案などを審議する予定。

(道・道教委 2022-09-16付)