道教委 特定事業主行動計画 男性職員の育休25%に 女性副校長・教頭は12%(道・道教委 2022-10-17付)
道教委は女性活躍推進法に基づく特定事業主行動計画の実施状況をまとめた。4月1日現在の女性副校長・教頭の割合は前年度比1・1ポイント増の11・9%、本庁係長級が3・0ポイント増の28・5%。道教委の男性職員の3年度育児休業取得率は13・9ポイント増の25・0%と大きく上昇している。
道教委は昨年4月に女性活躍推進に基づく特定事業主行動計画(第2期)を策定。計画期間は3~7年度の5年間で、十分な能力を備え、意欲や能力のあふれる全ての女性職員がより高いステージで輝けるための取組を規定している。
管理職登用の目標として、7年度末までに校長と副校長・教頭に占める女性教職員の割合を15%、道教委等職員の本庁課長級以上を10%などと設定。
札幌市を除く道内公立学校における女性管理職の割合は0・5ポイント増の10・1%。このうち副校長・教頭と主幹教諭で上昇した。
道教委では本庁課長相当職が1・2ポイント増の11・1%、課長補佐相当職が0・3ポイント増の11・2%、係長相当職が3・0ポイント増の28・5%。
男性職員の3年度育児休業取得率をみると、学校職員が4・6ポイント増の8・4%、道教委等職員が13・9ポイント増の25・0%となった。
子の出生時に5日以上の配偶者出産休暇、育児参加休暇を取得した男性職員の割合は、学校職員が1・8ポイント減の27・4%と減少した一方、道教委等職員が20・8ポイント増の37・5%と大きく上昇した。
道教委は4月から道立学校で男性職員の育児計画チェックシートを導入。出産予定日に応じて関係休暇や育児休業の取得対象期間を自動計算して取得希望に沿ったスケジュールを計画できるもので、活用を促している。女性管理職の登用に向けては『女性教職員活躍事例集Ⅱ~管理職への道のりと伝えたいメッセージ』を作成してホームページに公開。道内小・中学校で活躍する女性校長・教頭が管理職のやりがいや魅力を伝えている。
(道・道教委 2022-10-17付)
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