道立学校の端末利用（８月末時点）　小テストなど　８割超　教科の半数以上は２５％に

（道・道教委 2022-10-13付）

　道教委は、道立学校における１人１台端末の活用状況（８月３１日時点）をまとめた。８割以上または半数以上の教科で端末を利用している学校の割合は約２５％。活用方法は小テストやインターネットの調べ学習が８割以上と高く、同時編集機能の活用、文章や表計算の作成は約４割となっている。

　学校におけるＩＣＴ活用をより効果的に支援するため、各学校の１人１台端末の状況を調査したもの。１１日に札幌市内の道第二水産ビルで開かれた全道代表校長研究協議会で説明した。

　調査時点は８月３１日。対象は高校１年生が在籍する道立高校・中等教育学校１９０校。

　端末の利用頻度として、「多くの教科（概ね８割以上）で基本的に毎時間活用している」と回答した学校は２１校、「半数以上の教科で基本的に毎時間利用している」が２６校だった。

　授業等における活用方法（複数回答）をみると、「課題の配布や提出（１６６校）」、「インターネット等を活用した調べ学習（１６０校）」「小テストやアンケート（１５９校）」の順に多い。

　一方、少なかった活用方法は「同時編集機能を活用した意見等の共有（８４校）」「文章、表計算の作成（８４校）」「スクリーン等への拡大表示（１００校）」などが挙がった。

　道教委は各学校に対し、生徒がＩＣＴを活用する機会を可能な限り多く設定するよう要請。ＩＣＴ活用ポータルサイトの活用や「みんなで研修プログラム」を活用した校内研修の実施、各教科における授業モデルのコンテンツなどを参考にするよう呼びかけている。

(道・道教委 2022-10-13付)