石狩局 管内働き方改革推進会議 関係者と共に考えて 推進校の野幌高中間報告等
(道・道教委 2022-10-12付)

石狩局働き方改革推進会議
関係者ら約20人が参加した

 石狩教育局は3日、4年度管内学校における働き方改革推進会議をオンライン開催した。各市町村教委職員、校長・教頭ら約20人が出席。働き方改革に向けた取組や部活動の地域移行の説明、働き方改革推進事業推進校の野幌高校による中間報告などについて情報共有を行った。

 同会議は、教職員の時間外勤務等の縮減および学校の業務改善を図るため、対策や取組状況の検証・改善等について協議。推進校におけるこれまでの取組や、明らかになった課題と成果に係る発表の場を設け、取組の推進状況を関係者間で確認し、必要な助言等を行うとともに、推進校等以外の学校や地域への啓発と成果の普及につなげることを目的としている。

 はじめに、田中賢一局長があいさつ。学校における働き方改革が進んでいない状況を指摘。「児童生徒に教育課程を通じて資質・能力を身に付けさせることができるのは教職員しかいないという現実を心に留め置き、働き方について、関係者と共に考えていくことができるよう、道教委としても尽力する」と述べた。

 つぎに、道教委教職員課働き方改革係の佐伯圭介主査が働き方改革における取組について説明。教育職員の時間外在校等時間やデジタル採点システムの解説などを行った。

 また、働き方改革推進事業中間報告会として、指定校となっている野幌高の壽淺章洋校長が取組状況を報告した。

 各種諸調査のデジタル化、職員会議、朝の打ち合わせのペーパーレス化、提出物のオンライン化などICT環境を有効活用。各教職員のペースで、最低週1日は定時退勤できる日を心がけていることを説明した。

 また、教頭の負担を減らすため、校舎の解施錠の役割を分担。教職員で協力し取組を進めていることを話した。

 このほか、釧路教育局の青木悟主幹が改革推進のポイントを解説した。

(道・道教委 2022-10-12付)

その他の記事( 道・道教委)

道教委 若手リーダー養成研修 業務の工夫や悩み共有 採用3年目60人が研鑚

若手リーダー養成研修  道教委は9月29日から2日間、札幌市内の道第二水産ビルで若手リーダー養成研修を開いた。道教委各課の指導主事が講師となり、教育現場の現状や課題、メンタルヘルスなどをテーマに講義。採用3年目の...

(2022-10-14)  全て読む

日高局 教員応援プロジェクト 31日に初の研修会 中学校技術・家庭科教員対象に

 【苫小牧発】日高教育局は、本年度から独自に実施している教員応援プロジェクトの一環としてオンライン研修会を初開催する。免許外担任が多い管内の中学校技術・家庭科(家庭分野)教員を対象に、31日...

(2022-10-13)  全て読む

道立学校の端末利用(8月末時点) 小テストなど 8割超 教科の半数以上は25%に

 道教委は、道立学校における1人1台端末の活用状況(8月31日時点)をまとめた。8割以上または半数以上の教科で端末を利用している学校の割合は約25%。活用方法は小テストやインターネットの調べ...

(2022-10-13)  全て読む

水泳の飛込競技 栃木県で開催 5年度インターハイ

 道教委は7日、5年度全国高校総合体育大会の水泳競技(飛込)の競技会場として栃木県の日環アリーナ栃木屋内水泳場に決定したことを発表した。  当初は江別市内の野幌総合運動公園での開催を予定し...

(2022-10-12)  全て読む

道・札幌市 5年度教員採用 1637人 倍率2.4倍 道外会場受検者は27%に

教員採用候補者選考検査受験者数等表  道教委は11日、道・札幌市公立学校教員採用者の5年度登録状況を発表した。道・札幌市を合わせた登録者数は前年度と比べ264人増の1637人。受検倍率は0・6ポイント減の2・4倍(道2・1倍、...

(2022-10-12)  全て読む

オール檜山学び合いプロジェクト 計画・段階的に実践を 効果的なICT活用考える

オール檜山学び合いプロジェクト  【函館発】檜山教育局は7日、オール檜山学び合いプロジェクトをリモートで実施した。せたな町立大成中学校の北川正彦教諭がオンライン授業の実施に向けた検討事項など効果的なICT活用を解説。計画的...

(2022-10-12)  全て読む

5年度校長人事異動の考え方 若手職員を積極登用 人材育成や地域連携等重視 道教委

 道教委は5年度公立高校長・道立特別支援学校長に係る人事異動の考え方をまとめた。課題解決能力や教頭候補者の人材育成など、校長としての資質・能力を有する若手職員を積極的に登用するほか、地学協働...

(2022-10-11)  全て読む

道人事委 4年度職員給与勧告 給与等3年ぶり引上げ 一般行政職年収5万円増に

表  道人事委員会は7日、3年ぶりとなる道職員の月例給・ボーナス引き上げを鈴木直道知事と小畑保則道議会議長に勧告した。初任層から中間層まで改善が及ぶよう月例給を引き上げるとともに、ボーナス0・1...

(2022-10-11)  全て読む

第2回道ケアラー支援有識者会議 相談できた数を大切に 支援計画の数値目標で議論

 道は6日、札幌市内のかでる2・7とオンラインで4年度第2回北海道ケアラー支援有識者会議を開いた。年度内の策定を目指す「仮称・北海道ケアラー支援推進計画」のたたき台について審議。道が示した数...

(2022-10-11)  全て読む

道立高校長の庁内公募 5年度は留萌・当別で 最大3人配置 21日まで

 道教委は5年度道立高校長庁内公募の対象校として、留萌高校と当別高校の2校を指定した。留萌高では3学科併置を生かしたカリキュラム編成、当別高では地学協働の推進や域内小・中学校等との連携などに...

(2022-10-07)  全て読む