道立高校長の庁内公募　５年度は留萌・当別で　最大３人配置　２１日まで

（道・道教委 2022-10-07付）

　道教委は５年度道立高校長庁内公募の対象校として、留萌高校と当別高校の２校を指定した。留萌高では３学科併置を生かしたカリキュラム編成、当別高では地学協働の推進や域内小・中学校等との連携などに取り組む校長を募集する。募集期限は２１日で、自由提案を含め最大で３人の配置を予定している。

　道立高校長の公募は２年度人事から開始。「地域創生に向けた道立高校の魅力化」「ＩＣＴを活用した新たな学びの実践」「働き方改革の新たな取組・実践」に意欲とアイデアを持って取り組む校長を庁内から公募し、高校改革を推進することを目的としている。４年度は野幌高校、浦河高校、阿寒高校の３校で公募校長が決定している。

　５年度の対象校である留萌高では、普通科・工業科・商業科の３学科併置校を生かしたカリキュラム編成や単位制の利点を生かした多様な進路希望の実現に取り組む校長を募集する。

　道ＣＬＡＳＳプロジェクトの推進校である当別高では、引き続き地学協働を推進する校長を募集。普通科・農業科・家庭科の３学科併置校の特色を生かした教育活動や、小・中学校、義務教育学校との連携した取組を求める。指定校のほか、全ての道立高校に対する自由提案をこれまでどおり受け付ける。

　採用人数は最大３人の配置を予定。配置期間は最大で５年間で、６１歳以降の取り扱いに関しては、定年引き上げに伴う関係法令の整備後に決定する。

　対象者は、５年４月１日現在６０歳未満で①道立学校長または道内市町村立高校長（札幌市以外、以下同じ）②道立学校または市町村立高校の副校長または教頭で、道の校長採用候補者名簿登録者または５年度道公立学校長採用候補者選考受検者③道教委、道教委所管機関に勤務する職員のうち、校長経験者、校長採用登録者または５年度校長採用選考受検者―のいずれかの該当者。

　１１月に教育長や教育部長など道教委幹部との面接を行い、内容を審議した上で公募校長を決定する予定。

(道・道教委 2022-10-07付)