３定道議会予算特別委員会（9月30日）　ウポポイ来場累計で６４万人　高校等へ工芸家派遣　アイヌ文化施策

（道・道教委 2022-10-05付）

　アイヌ文化施策について質疑が行われた。

　環境生活部アイヌ政策推進局の髙石浩子象徴空間担当課長は、ウポポイの来場者について「夏休み期間中、松浦武四郎ゆかりの地・三重県松阪市との共催によるパネル展や特別講演会の開催のほか、ダイナミックなプロジェクションマッピング、楽器演奏体験、子ども向け紙芝居など、アイヌ文化を学び楽しんでもらえる取組が行われた」「加えて新型コロナ対策に係る行動制限が緩和されたことも手伝って、７月と８月合わせて前年同時期の約１・６倍となる９万４３９人の方に来場いただいたところであり、ようやく初年度を超える来場者の入り込みとなった」「なお、７月からの入場者数については２２万９３４５人、開業からの累計としては６４万２７５７人となっている」と説明した。

　また「海外に向け、ウポポイをはじめ道内アイヌ関連施設を多言語で紹介する専用の動画サイトを１０月から新たに開設する」「アイヌ文化継承のため、木工やデザイン等を授業科目に持つ道内の高校や大学などへ、著名なアイヌ工芸家を派遣し、生徒や学生が直接技術を見て学べる出前講座を開催するとともに、この冬には生徒たちが工芸家の工房などに出向き、数日間にわたり制作技術を集中的に習得するインターン研修を実施する」などの考えを示した。

　宮下委員の質問に対する答弁。

(道・道教委 2022-10-05付)