東日本学校吹奏楽大会で銀賞　初の大舞台　堂々と演奏　札幌南月寒小　吹奏楽部

（札幌市 2022-10-19付）

演奏を前に笑顔を見せる児童たち

　札幌市立南月寒小学校（加藤秀樹校長）吹奏楽部は９日、東京都府中市で開かれた第２２回東日本学校吹奏楽大会小学生部門に出場した。８月に行われた北海道吹奏楽コンクールで金賞を受賞し推薦されたもの。部員３６人は、初の大舞台に立った喜びを胸に、見事な演奏を披露した。

　同大会は、東京都吹奏楽連盟などが主催。北海道、東北、関東、東京から１２校が参加した。道内からは、南月寒小吹奏楽部と釧路市の桜が丘金管同好会が出演した。

　南月寒小吹奏楽部は、喜歌劇「小鳥売り」セレクション（カール・ツェラー作曲）を演奏。部員３６人が日々の練習を思い浮かべながら、北海道の代表として心を一つに見事な演奏を披露し、銀賞を受賞した。

　部長の山本絢音さん（６年）は「大きな舞台に部員全員で出場することができてうれしかった。”Ｔｈｅ　Ｗｏｒｌｄ　ｏｆ　Ｎａｎｔｓｕｋｉ　Ｍｕｓｉｃ～一番星”ということしのスローガンに、また一歩近づくことができた」と笑顔を見せた。

　指揮者の山本雄平教諭は「指揮台という特等席で子どもたちの演奏を聴くことができる喜びをかみ締めながらの６分間は、あっという間だった。この経験を糧に、今後も大きく成長してくれると思う」と胸を張った。

　加藤校長は、保護者や学校内外の多くの支援に謝意を示し「子どもたちの日々の努力の積み重ねが全国レベルの演奏につながった。栄えある大会で一音入魂の演奏を聴くことができて感無量」と目を細めた。

(札幌市 2022-10-19付)