道教委　部活動の地域移行へ　生徒・保護者アンケート　校種別に１１月１８日まで

（道・道教委 2022-10-20付）

　道教委は、本道における部活動の地域移行の推進計画策定に向けたアンケート調査を開始した。小・中・高の児童生徒や保護者を対象に、部活動に求めるものや参加したい地域部活動の種目などを調べる。オンラインによる調査で、期間は１１月１８日までを予定している。

　子どもたちがスポーツや文化に継続して親しめる環境を整備するため、国では５～７年度の３年間を部活動改革の集中期間に設定。休日の部活動から段階的に地域へと移行する方針を示している。対象は主に公立中学校で、高校に関しても学校等の実情に応じて部活動の改善に取り組むことが望ましいとしている。

　道教委は国の方針に基づき本道の推進計画の策定に向けた準備を進めており、アンケートは児童生徒や保護者の考えを把握・分析して計画策定の参考にすることがねらい。

　対象は小学生（５・６年生）・中学生およびその保護者と高校生で、部活動等に参加していない児童生徒を含む。

　調査期間は１８日から１１月１８日までの１ヵ月間で、状況に応じて延長する場合があるとしている。

　調査する項目は校種別で異なるが、主に①中学校の部活動に求めているもの②所属している活動・クラブ③部活動休養日の意向④平日・休日の活動時間の意向⑤休日の地域部活動の参加希望種目―などを調べる。

　部活動に所属する生徒の保護者には１年間の部費、高校生には卒業後のスポーツ・文化活動の継続について意向を尋ねる。

　道教委は周知用リーフレット「子どもたちがスポーツ・文化芸術に継続して親しめる機会の確保に向けて」を校種別に作成し、関係道立学校、札幌市を除く市町村教委教育長、道ＰＴＡ連合会や道高校ＰＴＡ連合会に送付。調査への協力を呼びかけている。

　調査結果を踏まえ、年内をめどに推進計画の素案を作成、パブリックコメントを経て５年２月に計画案をまとめ、３月下旬に決定する予定。

(道・道教委 2022-10-20付)