道教委がＬｉｎｋナビ公開　研修情報一覧化へ　個に応じた学びを促進

（道・道教委 2022-10-21付）

３つのＬｉｎｋを活用して必要な研修を選択できる（クリックすると拡大されます）

　道教委は、先生と学びをつなぐサポートツール「研修Ｌｉｎｋナビ」を開発した。授業、生徒指導、ＩＣＴの活用など多様な研修の情報を整理・一覧化したもので、幼児教育施設、小・中・義務教育学校、高校、特別支援学校の４種類を用意。研修テーマを一覧化した「Ｌｉｎｋ１」、研修講座や教材の概要が確認できる「Ｌｉｎｋ２」、研修の詳細が分かる「Ｌｉｎｋ３」で構成し、個々の教員に必要な研修や管理職が教員と対話して研修受講を奨励する際に活用できる。

　教育公務員特例法・教育職員免許法の一部改正に伴い７月から教員免許更新制度が廃止され、来年度から研修履歴を活用した新たな研修制度が開始となる。文部科学省の受講奨励に関するガイドラインでは、教師の意欲と主体性を尊重した上で、教師と学校管理職が研修履歴を活用して研修の実施や受講奨励を行うとしている。

　研修Ｌｉｎｋナビは、教員一人ひとりの主体的で個別最適な学びを促進するため、多様な研修テーマ、研修講座や研修教材の情報を可視化するもの。

　Ｌｉｎｋ１では授業力、生徒指導、特別支援教育、ＩＣＴの活用、へき地・複式教育など多岐にわたる研修テーマを網羅しており、個々の教員の経験年数、専門性、課題意識などに合致する学びの機会を見つけることができる。

　Ｌｉｎｋ２では、研修講座のキーワード、対象職種、期日・期間、研修の形態の確認が可能。全校長共通となる「管理職の資質能力の向上」では、道教委による４つの研修講座のほか、リーダーシップや組織マネジメントなど教職員支援機構による研修動画２０本のリンク先を掲載している。

　Ｌｉｎｋ３では、６３ある研修のねらいやポイント、参加対象、参加人数、日程の詳細を記載。道教委は各教員の主体的な研修受講の促進に向けて積極的な活用を呼びかけている。

(道・道教委 2022-10-21付)